サマリア
属性「リアル女子高生」。
痛いのは、体ではなくてココロ
フワフワした時間が、理由もなく悲しい
※レビュー
韓流シネマの異端児キム・ギドク監督の最新作。韓国では、数字を稼げない監督として有名なのですが、懲りずに?アート系作品(この呼び方もねえ)を連発しております。彼のスタイルだからねえ。国際的評価はもちろん高く、この『サマリア』は、ベネチア国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞作品となっています。昨年は、自らも出演した詩情あふれる風景に目を奪われる『春夏秋冬そして春』が、それなりにロングラン上映されていました。

今回は、仲良し女子高生2人組の「援助交際」にまつわる物語。…映画的リアリズムを追求するギドク監督が、これを料理するっていうんですから、ヤバイ感じがしますよね。
お話。「親友とヨーロッパ旅行」の資金稼ぎを目的に、援助交際をする少女チェヨン。その親友ヨジンは、嫌々ながらも男との連絡手配を手伝い、コトが終わるまでの監視役に落ち着いている。なんとか、2人分の目標額を果たそう!それでこんなことは終わり! しかし、幾度も警察による摘発の手が…遂に捕まってしまいそうになり、逃げるチェヨンは、窓から下着姿のまま飛び降りてしまう。重症の後、死を迎えるチェヨン。
親友を自分の一部ように生きていたヨジンは、悔やんでも悔やみきれない。親友を止められなかった自分に課した「仕置き」、チェヨンへの「償い」。それはチェヨンの交際相手の男たちに再び会い、お金を返すというものだった。そんなある日、刑事を勤めている父親が、別の殺人事件の現場にいたとき、娘の援助交際(ニャンニャン)を目撃する。それを知った父親はショックのあまり…。娘ヨジンとの関係はどうなってしまうのか?
「韓国の北野武」の異名を持つ通り、淡々としたトーンで物語が展開します。つかの間の楽しい時間、息の詰まるような暴力表現、そこはかとない無常観がまたしても炸裂しています。
人生の歯車とは、いとも簡単に狂うものだということ。日常のそばにある暗い脇道は、ほがらかに笑って進んでも、そこには大きな穴がある。しかし、人は知らず知らずのうちに進んでしまうのです。自分たちのいる場所が世界のすべてのように生きていた移ろいの季節。傷つきやすいのに、怖いものがない年頃であればなおさら…。
後半には、父と娘の間にできた「秘密」が、親子の関係に緊張感を生み出します。「絶望」「死」「崩壊」への予感を漂わせながらも、淡々と進む物語を見守りましょう。
監督キム・ギドクは、ウェットな感情表現に溺れずに、静かで残酷な時間、穢れながらも心の中に生きる純粋さを表現したといえるでしょう。ヨジン役のクァク・ジミン、チェヨン役のソ・ミンジョンちゃんも等身大の女子高生を好演しました。
…音楽が韓流サントラにありがちなメロディーでしたねえ。これは一考すべし。
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観るか?…たぶん
ブレイク?採点…64点
3月26日公開、恵比寿ガーデンシネマにて
■公式サイト
http://www.samaria.jp/
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配給=東芝エンタテイメント
監督・脚本・編集・美術監督=キム・キドク
出演=クァ... [Read More]
Tracked on March 31, 2005 at 06:14 AM
» サマリア [テレビディレクター!!!]
★★★★★
どこまでもグレーな感じ
気持ちがキレていかない感じ
何につまっているのかも分からない感じ
たまりませんでした。
当然かわいい女子2人にも大注目。
もう、笑わないでくれと、
街にいる女の子たちに思ってしまう。
みたあと.... [Read More]
Tracked on April 19, 2005 at 12:58 AM
» サマリア [置いてきぼりの少女・・・哀しく美しい映画。好きな台詞は?] [自主映画制作工房Stud!o Yunfat 映評のページ]
2005/4/20
観てから二週間もたった。
この映画を語るにふさわしい言葉を模索してきたが、思いつかない。
ボキャブラリイが足りない
一つはっきりしてるのは、これはまぎれもなく「最高の映画」なのだ。
感想は小出しにして、時間をかけて完成させようと思う
とりあえず印象的だった台詞
「セックスの時、男は子供になるのよ」
はいそうです。
そして女はセックスの時、母親になる。(こんなこと書いたらマザコンと思われそ... [Read More]
Tracked on April 22, 2005 at 02:41 AM
» 映画レビュー#10「3-Iron」 [Multiple Diary(マルチプルダイアリー)]
「3-Iron」(韓国映画)
監督:キム・ギドク(悪い男、春夏秋冬そして春、サマリア)
脚本:キム・ギドク
出演:LEE Seung-yeon, JAE Hee, KWON Hyuk-ho
ベネチア国際映画祭最優秀監督賞受賞、サンダンス国際映画祭正式出品
公式サイト
http://www.sonyclassics.com/3iron/frame.html
ストーリーと映画紹介
長期留守宅を狙い、毎日を転々としている若者Tae-sukは、いつものようにある一軒家にピッキングで鍵を開け、侵入する。し... [Read More]
Tracked on May 05, 2005 at 01:46 PM
» サマリア・主役は父親? [朱雀門の「華麗なるオッチョンジー」]
★監督:キム・ギドク(2004年 韓国)
梅田シネリーブルにて。
★あらすじ
二人の女子高生・チェヨンとヨジン、そしてヨジンの父ヨンギの物語。
旅行資金のため体を売っていたチェヨンの死、チェヨンの客だった男たちに金を返すヨジン、男たちに制裁を加えるヨギン、父と娘の別れ・・・3人の激しい生き様が、3つの物語として構成されている。
★まとまらないレビュー・・・今回は架空インタビュー形式でお送りします(ネタばれ御免)。
�... [Read More]
Tracked on May 19, 2005 at 08:48 PM
» 「サマリア」 [the borderland]
昨年は「猟奇的な彼女」をたまたまDVDで見たのを皮切りに、劇場で10本、DVDで3本韓国映画を鑑賞したんだけど、キム・ギドク監督の作品は見たいと思いながら見逃していました。やっと今回、韓流シネマ・フェスティバルでごった返すなか、行ってきました。ちなみにこの作品は、フェスティバルの対象作品ではありません。
ヨジンとチェヨンは2人でヨーロッパへ旅行に行くため援助交際をしている。チェヨンが身体を売り、ヨジンは後ろめたさを感じながらも、見張り役をしている。ある日、警察に踏み込まれたチェヨンは、窓から飛... [Read More]
Tracked on May 21, 2005 at 01:11 AM
» サマリア [シネまだん]
監督:キム・ギドク 出演:クァク・チミン ハン・ヨルム イ・オル 公式サイト
7.5点 3部構成で綴られた悲しみのギドクワールド
第1部「バスミルダ」。軽い気持ちで援交を始めるチェヨンと、見張り役をすることになるヨジン。2人は... [Read More]
Tracked on May 22, 2005 at 08:07 AM
» サマリア Samaritan Girl(2004) [jajaの映画日記]
キムギドク金基徳という名前を聞くと、もうひとりの韓国映画監督キムギヨン金綺泳の名と思わず混同しそうになります。(というか、わたし最初じっさいに混同してました。ギヨンは既に亡くなってるはずなのになんで新作が出てくるんだろうって…(笑)。そもそも世代が違うし、名前よく見たら混同しようもないんだけどね)。
でも偶然だかなんだか、結構よく似てたりして…。作品はわりとたくさん撮ってて実績あるにもかかわらず、映画界全体からするとどこか異端児。ちょっと異様で孤高のイメージを保っている。
作風は、キリスト教的価... [Read More]
Tracked on May 28, 2005 at 06:49 AM
» 純粋すぎて痛い愛のかたち◆『サマリア』 [日々の記録と、コラムみたいなもの]
5月27日(金)名演小劇場にて
以前にも書いたことがあるが、私は巷の"韓流ブーム"に関しては、ささやかな疑問を抱いていて、韓国のイケメン俳優たちが来日する度に空港に集まって大騒ぎしている人たちをテレビで見ると、正直に言ってうんざりする。
先日、名古屋でも『韓... [Read More]
Tracked on May 30, 2005 at 05:39 AM
» 映画「サマリア」 [ある在日コリアンの位牌]
?ハピネット・ピクチャーズサマリア
?
今、世界的に注目される監督の1人であるキム・ギドク監督。この作品でベルリン映画祭銀熊賞(監督賞)、続く『3-Iron(空き家)』でヴェネチア映画祭監督賞を制し、残りカンヌ映画祭で監督賞を取れば、3大映画祭の3冠達成と... [Read More]
Tracked on October 29, 2005 at 12:05 PM
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