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December 05, 2005

ディア・ウェンディ

銃を愛し、手なずければ、
誰よりも強くなれるはずなんだ。
町の人々が忌み嫌い、目を背ける僕らでもきっと。

※レビュー (鑑賞:試写@渋谷)
舞台:アメリカ合衆国(撮影はデンマーク)
原題(英文):Dear Wendy

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 ニート作品の『ある子供』(乱暴な括りでしょうか?)に続いて、お届けするレビューはミスター『リトル・ダンサー』ことジェイミー・ベル主演の『ディア・ウェンディ』である。

dear_wendy

 あのダンサーを夢見た、素直で純粋な熱血少年は、この作品の中にはおらず、世の中を斜に構えて傍観しているような目つきの悪~い若者としてご登場。「その後の成長が、こうだったら嫌だなー」の作品。えなりかずきが悪(ワル)になったような中途半端な印象は微塵もない。繊細で神経質な若者を演じている。もろくて壊れそうである。

 この作品は、ジェイミー・ベル主演が話題のほか、“ドグマ95”の奇才トマス・ヴィンターベアが監督、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』でカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いたラース・フォン・トリアー脚本という、お騒がせコラボ作品という点でも話題となっている。

 05年1月にサンダンス映画祭でプレミア上映され、6月にはモスクワ国際映画祭コンペティション部門に正式出品、トマス・ヴィンターベアが監督賞に輝いた。9月にはカナダのトロント映画祭でも招待上映された。

 物語は、こうだ。坑夫として生きることこそが男の証のように目されているアメリカの小さな炭鉱町で、スーパーマーケットに勤めるディック(ジェイミー・ベル)は玩具の銃と出逢った。“平和主義”の彼は小さくてスタイリッシュなそれに“ウェンディ”と名づけ、片時も肌身離すことなく、愛情を注ぐ。
 やがて、ディックは同僚のスティーヴィーからウェンディが本物の銃であることを知らされる。実は、スティーヴィーもバッド・スティールという銃を愛していた。彼に誘われるまま、ディックは廃坑でウェンディの試し撃ちをすると相性は抜群、何と一発必中で標的を射た。こうして、「親愛なるウェンディへ」の物語が動きだす。

 ディックとスティーヴィーは、“銃による平和主義”を秘かに広めるため、“ダンディーズ”を結成し、町の“負け犬”たちを誘う。内気だが頭の切れる少女スーザン、下肢を失い松葉杖のヒューイ、彼の弟でいじめられっ子のフレディが仲間に加わり、それぞれが“ダンディー”に相応しいクラシックな銃を手にすることになった。彼らは、西部劇の衣装を身にまとい、銃という精神的な支えを得て、いつしか自信が漲るようになる。

 しかし、ある日のこと。ディックはクラグスビー保安官から、幼馴染みのセバスチャンの保護観察を命じられる。殺人を犯したというのだ。最もダンディーに相応しくない男が加わったことで、ディックの理想は変形し、ダンディーズも思いがけず破滅の道を歩み始めることになる……。

 銃に魅せられた少年たちの若さの情熱と体制への反撥が、抗えない悲劇的な運命の中で描かれた青春群像劇となっている一方で、トリアー脚本らしく、銃社会アメリカに対する皮肉が炸裂している。
 現実世界と自分との距離感を掴むために見出した小さな世界(ダンディーズ)と、ディックのプライドを支える「ウェンディ」という名の愛銃。居場所のない町で生きるために、弱者としての若者が傾倒する内的世界の濃密さと、狂気ムードに息があがってしまいそうになった。弱者が祀り上げられ、追い詰められていく展開に、社会の不条理な構造というものをくっきりと描き出している。

 会社や学校、ご近所で除け者にされている(と思う)なら…、
 観ないほうがいい。いや、観て欲しい。観なくちゃダメ!

 日本公開向けのイメージソングはレミオロメンが担当するが、作品のテーマ曲には、ゾンビーズの名曲「ふたりのシーズン」“Time of the Season”が効果的に使用されている。いつまでも耳に残るだろう。

 不可解に発砲された銃弾に撃たれ、ズタボロに打ちのめされる。

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12月10日、
シネカノン有楽町、渋谷アミューズCQN他にて全国順次公開
配給:ワイズポリシー+シネカノン
■公式サイトhttp://www.wisepolicy.com/dear_wendy/top.html

■12月22日発売!コレクターズ版登場。
特典DVD内容:メイキング~自由への旅立ち~/未公開シーン(監督コメンタリー付き): (1)ビリーの物語 (2)トニーの物語 (3)父の物語/追加シーン(監督コメンタリー付き)/ミュージック・セレクション:計9曲(監督コメンタリー付き)


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失礼します。
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まだ登録が少ないので、すみませんがよかったら、
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まだ登録が少ないので上位ランキングが可能です。
http://no1b.jp/
です。
では失礼しました。

Posted by: No1ブログランキング!  | December 06, 2005 at 02:25 PM

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Space Shuttle Columbia 2003
http://www.partyatrumba.com/

エンタメ

Posted by: Maryann Michael | October 21, 2007 at 02:03 AM

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