シルバーホーク
着物を脱いでやってきた!
正義の味方、ミシェル姐さんが
本気で取り組んだB級痛快作
※レビュー (鑑賞:劇場@新宿)
舞台:近未来アジア都市
原題:飛鷹
『SAYURI』公開記念で鑑賞することにした。映画秘宝組な友人に無理やり連れられていったというのが真相ですが…。とほほ。本当はレビューをスルーしたかったな。
この作品は、豆葉を演じたミシェル・ヨー女史が製作、主演まで果たした最新作であり、アジアの架空都市を舞台にした、近未来ヒロイン・サクペンス・アクション作品である。
映画冒頭から、万里の長城をBMW製バイクで跨ぐ、掴みはOK!みたいな、とんでもないシーンではじまる。これは中国の秘宝パンダを国際動物盗賊団から奪還するための途上の大仰なアクション。一味の男たちをコテンパンに打ちのめす彼女の決めポーズは、鷹。飛行機ブーンみたいな両手を広げる格好で、華麗なる姿を見せつけてくれる。
しかし、パンダ救出後のなでなでシーンでは、パンダが手を噛んでいたぞ。
そんな彼女の表の顔は、トップモデルにしてセレブのルル・ウォン。もう一つの顔「勝手に捜査官」状態の彼女は、正体不明の謎の女としてシルバーホークと名乗り、あらゆる事件を勝手に解決していくのだった。
彼女の常軌を逸した活躍ぶりに警察本部は、おかんむり。逮捕を命じられたリッチマン警視が、シルバーホークを追うことになる。実は、彼女とリッチマンは幼ななじみだったのだ…。
その頃、人間を自在に操ることのできるバイオチップの研究が発表される。が、研究者が何者かにさらわれ、事件が発生。調査を進めるうちに、これを悪用しようとする組織があることが判明する。そして、知人の娘であり友人も誘拐されてしまう。この企みを阻止するために、シルバーホークは立ち上がるのだった!!が!
えーっと、国際派中国人女優のミシェル・ヨー姐さんは「映画つくりが好きなんだなー」、「アクションが好きなんだなー」ということがとってもわかる作品。ワイヤー女優の本領発揮です。突っ込みどころとか、ゆるい設定とか、予算の割りに欲張りな内容なのですが、本気度とご愛嬌でカバー。潔いです。
ロケもアジア各国に跨り、北京、上海、香港、東京みたいな東アジア映画とでも呼べるスケールになっております。また、豪華とは言いがたいのですが、キャスティングがいい。それぞれがキャラ立ちしている。&ちゃんとわかりやすく役柄を演じている。きっと、姐さんから声がかかれば、「NO!」とは決して言えないんでしょうね。
「ヒロインは私よ!」ってくらいの意気込みで、『SAYURI』のギャラを惜しみなく注ぎ込んだ、お茶請けにちょうどいい豪華B級作品ってことで。
お好きに方にはたまらないと。(もういいですか?)
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