« イーオン・フラックス AEON FLUX | Main | ブロークン・フラワーズ »

February 22, 2006

リトル・イタリーの恋

カッコよくなきゃ、結婚はダメですか?
ひと目惚れでは、いけないですか?
運命の相手は、道理や理屈ではみつかりません。
きっと。

※レビュー (鑑賞:試写室@銀座)

3月25日、シャンテシネにてロードショー
■公式サイト
http://www.pan-dora.co.jp/little-italy/

 イーオン・フラックスに出演した妹役のユーナ・フラックスを演じたキューティ美女アメリア・ワーナー。彼女をヒロインに迎え、オーストラリア・メルボルン近郊のイタリア移民の街で起こった、ある兄弟の恋を描いた優しい映画が公開されます。って、上映終了後、友人ライターに出会ってビックリ。「うたた寝もせずに、きちんと観た」ってばさー。

■物語
 南イタリアの海辺の貧しい村で、家族とつましく暮らしている若い女性ロゼッタは、ある日、1通の手紙を受け取る。それはオーストラリアに住むイタリア人青年アンジェロからの結婚の申し込みだった。そこに同封されていた彼の写真に魅せられ、彼女は一目で恋に落ちてしまう。

 手紙を送ったのは、オーストラリアのイタリア人街“リトル・イタリー”に住む青年アンジェロ。ハンサムな弟ジーノの写真を気の迷いから封筒に入れたのだった。ロゼッタはオーストラリアへ向かう船に乗り、港に到着。しかし、迎えに来たのは、写真の人物ではなかった…。

■解説
 『きみに読む物語』『シャイン』などの名シナリオを書いたジャン・サルディが、初めてメガホンをとった記念すべき作品。1950年代を舞台にイタリアからやってきた美しいヒロイン、ロゼッタの運命に導かれていく恋の行方、そして彼女を巡るアンジェロとジーノの兄弟の絆を、オーストラリアのリトル・イタリーを舞台に、絶妙のウィットとユーモアを効かせて描いた、とびきりロマンティックで心温まるラブストーリー。

■レビュー
 故郷イタリアへの帰還を願う老人、エスプレッソマシンの導入に喜ぶ人々、風来坊な謎の画家など、オーストラリアのイタリアン・コミュニティの朗らかな交流とのどかな空気が気持ちいい。また、イタリアの風景もあースクリーンに飛び込みたい!と思わせるほどフォトジェニックである。

 主軸は、アンジェロの写真騒動でそれぞれの恋心がすったもんだするストーリーなのだが、展開はいわゆる「あいのり」風で優しいんだよね。「あなたに支えられた。ありがとう。でも、好きな人は別にいる」という、告白。ありがちといえばありがちなんだが、交錯する恋愛感情の中にあっても、善意に貫かれた関係が、この作品のキラキラ度を高めている。

 イケメン弟役のジーノを演じた好青年のアダム・ガルシアと、その兄アンジェロを演じたジョバンニ・リピシが見事にバランスマッチしているのも見どころだろう。
 ダメ兄思いなたくましい弟ジーノを嫌味なく演じているアダムのルックスは、ちょっと濃いのだが、付き合うと味があるさわやかな奴風に描かれている。
 また、ジーノの恋人役のコニーがいい。明るくて尻軽な雰囲気で、いけ好かない女性なのかと思いきや、実は心の傷を隠すように着飾って生きているのだ。
 兄貴のジョバンニ・リピシ(『スカイキャプテンワールド~』のエンジニア役)に至っては、もう好きの一言。このクセのある神経質な感じ。ウディ・アレン作品で観てみたい人です。

 肝心のアメリア・ワーナー演じるロゼッタのあきらめない恋というものも、力強く描いている。彼女がつづった恋する想いを伝える「空想ダイアリー」は、切なる願いをジーノにもアンジェロにも伝えることになった。(アメリアちゃんは、コリン・ファレルと結婚→離婚して強くなったのか?!)

 素敵なラストが待っているところがジャン・サルディらしい。

 愛すべき小品である。
 人気Blogランキングへ

|

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32432/8377335

Listed below are links to weblogs that reference リトル・イタリーの恋:

» 『リトル・イタリーの恋』・試写会 [しましまシネマライフ!]
今日はLuxサイトで当選した 『リトル・イタリーの恋』の試写会に行ってきた。 [お土産にラックスの [Read More]

Tracked on March 01, 2006 at 12:34 AM

» 『リトル・イタリーの恋』を見に行こう! [Aliiyブログ]
ストレスウィークで、見事に不調なナオです。誰か助けて・・・。 でも『Aliiy』編集部では、チェ・ジウさんのインタビュー記事が着々と仕上がりに向かっておりご機嫌な様子。 3月中旬には皆さんにお見せできると思いますので、お楽しみに。 『Aliiy』の人気コンテンツ・シネマdeキレイが更新されました。 今回は「リトル・イタリーの恋」という作品をピックアップしていますが、リトルイタリーって皆さんご存知ですか? リトルイタリーというのは、イタリア人たちが多く住ん... [Read More]

Tracked on March 02, 2006 at 05:36 PM

» 【リトル・イタリーの恋】 [あ!CINEMA365DAYs]
評価★★★☆☆1950年代、お見合いは手紙と写真振られてばかりの兄アンジェロは、ハンサムな、弟の写真を送り・・・ロゼッタ、可愛いです、とっても一途・・・海を越え、異国へ嫁いだら別の人が。。。って(涙)・・・ですが、温かい人々、ストーリーでした公式サイト...... [Read More]

Tracked on March 17, 2006 at 10:48 AM

» リトル・イタリーの恋 [週末に!この映画!]
期待値:67%  オーストラリアのリトル・イタリーを舞台にした恋愛映画。 2004年ヒューストン国際 [Read More]

Tracked on March 21, 2006 at 11:06 PM

» 3月25日よりロードショー『リトル・イタリーの恋』 [私のイタリア映画紀行]
【あらすじ】 1950年代のオーストラリア、イタリア移民居住区を舞台にしたラブファンタジー。南イタリアの海辺の村でロゼッタ(アメリア・ワーナー)は1通の手紙を受け取る。オーストラリアに住むイタリア人青年アンジェロ(ジョヴァンニ・リビジ) からの結婚の申し込み..... [Read More]

Tracked on March 22, 2006 at 11:27 PM

Comments

Post a comment