March 01, 2009

スラムドッグ$ミリオネア 鑑賞感想レビュー@ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009

日本初の一般お披露目につき、慎重に書かせてもらいます!

結果として、本年度アカデミー賞作品賞ほか8部門を制覇した、ダニー・ボイル監督『スラムドッグ$ミリオネア』が、本映画祭で最も注目される一本となったことは確かだろう。

この日はこれからロードショー予定の大手メジャー配給作品4本が上映されたが、満席となったのは最終上映の『スラムドッグ$ミリオネア』のみだった。

もちろん、映画関係者もたくさん参加している映画祭とあって、そうした面々も試写室ではなく、この機会に見ていたようだ。

さて作品は、8部門を獲得するほどの出来栄えなのか?いや、8部門獲得というからには、よっぽどの作品になっているはず!ダニー・ボイル新境地を開いたのか?この作品の何が支持され、評価されたのだろう?

そんなこんなの未見の期待が、交錯する雰囲気の中で、毎年、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭に参加しているという、フジテレビアナウンサーの笠井氏と、脚本段階で買い付けたギャガ出身のユーズフィルム丸茂氏との軽い前段トークから始まった。

ま、買い付け裏話というやつですな。興行的には成功しているとはいえないダニー・ボイル監督作品というだけあって、昨年のカンヌ映画祭でのマーケットの際もこの作品の注目度は低く、買い付け価格もとても安かったとか。

丸茂氏以外、この作品に目を付けた日本の会社もなく、契約までスムーズに事が運んだらしい。

ただ、映画祭の受賞実績でレートがあがっていく特約もあり、結局のところ、アカデミー賞8部門受賞によって買い付け価格がマックスとなったという話だ。

一方の笠井氏の話は、先だって来日したダニー・ボイル氏へのインタビュー時の逸話。笠井氏が同局、フジテレビの「ミリオネア」に出演した時の話で、一気にインタビューの席が盛り上がったというものだ。

そんなこんなでムードが和んだところで暗転、上映は始まったのだった。

続く。

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February 28, 2009

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009

これは盛り上がっているのか?そうでもないのか?地域と首都圏との温度差が感じられる…

今年はちょっくら一般ファンとして参加してみようか?などと、なんとな~く思っていたら、タイミングよく仕事で夕張出張の用事が生まれ、はるばるやってきました。

というか、アシマクラ(交通手段と宿泊)の部分で、「けっこうハードル高いよなー」というのが、個人としてスケジューリングしてみての感想。夕張には宿泊施設が少なく、ホテル料金はスキーシーズン設定のうえにブロックされていて映画祭レートでお高めだし、足も飛行機代と鉄道・バス代で結構なお値段がかかります。

そんなこんなで、マウントレースイの良質なゲレンデを横目に、ホテルの客室で仕事をしていたら、なんか騒ぎが聞こえてきて、窓外をみると審査員やゲストらの出迎え行事に市民のおばさんらが沸いていたのだった。

ちょっとは映画祭らしいなーとか思いつつ、オープニング上映に併せて仕事を中断。会場の市民会館へ。

ホールは3分の2ほどが関係者用にブロックされ、一般ファンや市民は後方やら前方やらの座席で、「なんじゃこりゃ?」状態。明らかにキャパオーバー。こういう映画祭運営、正直情けないです。

なんか復活とか地域応援とか、地元ボランティアが支えるとかいうわりに、向いている方向性が映画ファンじゃなくて、地元をアピールしてくれる映画関係者やマスコミ向けのようなイベントに思われて仕方がなかった。

ファン&市民不在?で何が夕張応援だっつーの!!!東京国際も東京ファンタも1回目から参加している身分としては、大中小のいろんな映画祭を見ているわけで、プロの書き手として紹介もしているわけで、ちょっとご立腹。

余談だけれど、田中義剛の生キャラメル花畑牧場の夕張工場スタートの記者会見もなんかタイミングが良すぎ…。

それが初日、オープニング上映からパーティにまで参加しての感想です。

でも、コンペに残った作品の新人監督さんらは自分らの作品の売り込みやアピールを熱心にしており、市民や映画ファンとも交流を積極的にしていたようで、これは貴重な機会だなーと思いました。

出演者らとも気軽に記念撮影ができたりと、そういうのは比較的地域映画祭の先駆けとしての「夕張らしさ」が感じられた一瞬でした。

ということで、続く。

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October 30, 2008

WALL・E ウォーリー 鑑賞 感想 レビュー ~東京国際映画祭

評判通りの一級のエンターテインメントだが、
そのメッセージにはちょっぴり虚しさが残る。
なぜだろう…。

ディズニーとピクサーによる最新CGアニメ映画は、「未来の地球」を舞台にした物語。オンボロのロボット=ウォーリーと最新ハイテクのピカピカマシン=イブとの出会いを交流、そして宇宙での冒険を描くハートウォームな作品だ。東京国際映画祭のクロージンを飾る作品として上映されたので鑑賞した。

ところで今年21回目を迎えた東京国際映画祭のテーマはずばり「Action For EARTH」。この御時世、エコを全面に打ち出した地球社会や地球環境を考える機会とする映画祭として、グリーンをシンボルカラーに用いて「東京」の存在性をより明確にした。グリーンカーペットは、とっても目立ちました。

そういう意味で、『ウォーリー』がこの映画祭のクロージング上映だったことは、間違っていなかったように思う。というか必然性があったんですね。

続く。

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October 27, 2008

ZED トライアウト公演 感想レビュー 続き

さて、実際には見慣れている者の目からは、
シルクの持つエネルギーはそのままだが、
サプライズ」が足りないように感じた。

この「ZED」で、サーカスが高度なパフォーマンスからボディアートのアンサンブルへとアート領域に進化した点は認めたい。人間の肉体美や、その動きの可能性、難しいチームワークなど芸術的サーカスという点では、世界最高峰のステージだとは思う。

ステージ装置は、日本で初めて「シルク・ドゥ・ソレイユ」のレジデンスショーを体験した人にはその規模の大きさと最新のステージ設計にも驚くことだろう。ピエロコンビをガイドにして、ストーリーへ観客を巻き込んでいく祝祭性は、ツアーショーでもおなじみだと思うが、「ZED」もご多分にもれない。

特筆すべき演技は2つ。バトントワラーの天才として世界に名をはせる稲垣正司の演技のパワフルさやバトン裁きの正確さは息をのむすばらしさだ。

また、カナダ人の男女カップルが肉体のみでその矩形を表現する「ハンド トゥ ハンド」は、肉体芸術の限界まで挑む。これはここ東京のシルク・ドゥ・ソレイユでしか見られない、驚異の演技を展開する。

しかし、不満も残る。「ZED」はちょっとした遊び心に欠けているのだ。「ZED」には、もっとアドベンチャーな未知へのいざないを期待していたのだが、フランソワ・ジラールの演出はちょっとまじめすぎて、サーカス的なワクワク感が足りない。あらゆる要素に「サプライズ」が欠けている。

詳しくは書けないが、ラスベガスの「O」のとんでもない観客いじりや、信じられないような可変ステージ、火や水のダイナミックな演出など、「これを見られた幸せ」ほどの驚きまでは到達しなかった。

シルク・ドゥ・ソレイユは、挑戦者というよりも「熟練の大人」になっていた。
次回は、同じく今年オープニングを迎えたマカオの「ZAIA」に行くつもりだ。そしてテントの「コルテオ」に期待している。

「ZED」はしばらく観ないだろう。

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October 25, 2008

食客(韓国映画)~コリアンシネマウィーク2008

人気コミックをテンポよくまとめたが、
TVドラマ風演出のコメディな作風に逃げた。残念だ

今年も秋の映画祭シーズンなので、気になった劇場未公開作品を観るようにしている。韓国ドラマが脱冬ソナで最近かなり進化しているようなので、韓国映画もそろそろ拾いものが欲しいところ。

思い起こせば今から3年前。『美しき野獣』や『台風』のころから、韓国映画の質の低下ぶりが顕著になり、驚きを禁じ得なかった。『百万長者の恋』はそれにとどめを刺した超駄作として記憶している。

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さて、『食客』である。韓国の新聞に掲載された人気コミックの映画化であり、韓国として初の食映画としてヒットしたとの前評判につられて鑑賞することにした。

名門料亭の後継ぎ対決から5年後。その対決に負け、田舎に引っ込んだ天才料理人と、後継ぎの座を手にした料理人との因縁の料理対決(韓国最高の宮廷料理人の決定戦)をベースに話は進んでいく。

こうした物語は、日本ではミスター味っ子やら美味しんぼなぞを筆頭に、結構多いのでどうしても比較してしまう。その結果、やはり不満が残るかも…と思っていたら、その通りだった。

監督チョン・ユンス
出演キム・ガンウ、イム・ウォニ、イ・ハナ他

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September 07, 2008

ZED トライアウト公演 感想レビュー

シルク・ドゥ・ソレイユの日本オリジナルショーが10月にいよいよ開幕する。
既に8月からトライアウト公演が始まっており、お先に見ることができるので、ちょっくら行ってきた。

というか、待望しておりましたです。

古い昔のことだが、るるぶラスベガス版の撮影した知人のカメラマンが、やたらと「すごいショー」というもんだから、そのシルク・ドゥ・ソレイユの名を不動のパフォーマンス集団の地位まで押し上げた、そのショー、「O(オー)」を見るためだけに、ラスベガスに行った。

…ともかくぶっ飛んだ。

世界のステージやパフォーマンスを語るのに、「オー」を体験しているか否かでまったくその位相が変わる、と思った。フロリダへも「ラ・ヌーバ」を見に行ったが、やはり「オー」の完成度には敵わないと思ったほど。

それから、国内でもツアーショーは必ず鑑賞。ツアーショーは、大道芸的な味があって面白いが、シルクの実力はレジデンスではじめて体感できると思う。仕事でもキャストインタビューや、ショーを観たりする機会にも恵まれ、ラスベガス観光局の公式ガイドに記事を書くことになったりもした。

というわけで、プレスリリースされた際には「いよいよか」と思ったりもしたものだ。

さて、日本のレジデンスとして披露されている「ZED」トライアウト公演はどうだったのか?

次回に続く。

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March 19, 2006

ひろきのトラシネ10回目は、「ニューロシアンムービー到来」

ロシア映画が熱い!
ってわけで、
新作をガッガッと紹介!


WBCよかったですね!イチロー最高!シアトルに行こう!


トラベルビジョン映画連載
「ひろきのトラベル×シネマ」10回目は…、

大挙となって公開される、新世代ロシア映画を特集しています。
紹介作品は以下の通り。
各社宣伝さん、いつもありがとうございます!

『ナイトウォッチ』
『ククーシュカ ラップランドの妖精』
『ファザー、サン』

以上を紹介しています!
↓↓↓
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March 18, 2006

『GOAL!』 試写レビュー

期間限定先行レビュー:3月18~21日
(諸事情により、次回以降の配信は4月下旬になります)

運命と戦え!
自分自身と戦え!
キミの夢を笑う者たちと戦え!
そしてゴールしろ!

エンドクレジットが終了すると、某試写室で拍手が起こった。

めずらしいことだ。

ジャケット2枚とボール一個ではじまるスポーツ、サッカー。

今年続々公開される、サッカーを題材にした映画のなかでも

本命中の本命。

史上初。FIFA公認、そして日本サッカー協会公認となった

映画『GOAL!』である。


サッカーが好きで、才能にも恵まれていたが、

プロになるチャンスなど微塵もなかったメキシコ人青年サンティアゴ。

彼は少年時代に家族で不法入国したアメリカ・ロサンゼルスに暮らしていた。

豪邸の庭仕事の後、メキシコ人コミュニティの

サッカーチームでひと汗を流すのが唯一の楽しみだった。

そんなある日の試合で、偶然居合わせたイギリス人の男の目に、

サンティアゴのプレーが止まる。

ここから、新しい人生は動き出す…。

『GOAL!』は、夢と希望と勇気を与えてくれる、青春映画として、

また、サッカーの醍醐味を伝えるスポーツ映画として、

スタイリッシュかつスピーディな映像と、

苦悩葛藤の連続で突き進む主人公の物語が

見事に融合した作品である。

主人公が見出されてから、活躍し、有名になる展開も早い。

ゴールを決めた者が、一夜にしてスターになる。

しかし、これは現実(の一部)でもあるのだろう。

与えられたチャンスをものにしていく運と実力。

夢が幾度となく絶たれそうになっても、あきらめない。

強い信念が、自分を動かし、周りを動かす。

夢見る勇気と、それを叶えていく勇気を讃え、伝えている。

映画には、ベッカムやジダンといったスーパープレイヤーたちも出演。

ご愛嬌程度だが、ほほえましいスパイスとなっている。

プレミアリーグから、ヨーロッパチャンピオンズリーグ、そしてW杯まで、

それぞれで3部作になる『GOAL!』は、

最終作を、W杯での撮影が予定されているという。

あの日韓同時開催の2002年に、初めて知った人も多い

サッカー(フットボール)への熱気と興奮。

それを呼び覚ましてくれる時代のイヴェントムービー。

鑑賞しながら、そんなことをふと思った。

オアシスやハッピーマンデイズの書き下ろし曲もうまくハマった。

ますますワールドカップが待ち遠しくなった!!!

おすすめである。

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3月25日、『リバティーン』公開記念オールナイトイベント開催!

シネセゾン渋谷にて、
『リバティーン』公開記念オールナイトイベント
「Johnny Depp Night」 開催決定!

ジョニー・ディップ最新主演作!は
濃厚な退廃に満ちた世界を描く…禁断の衝撃作

libertine

■vol.1
3月25日(土) 23:20開場/23:45開映/翌日6:34終了予定
・『リバティーン』 ジョニー・デップ インタビュー映像上映
・『ギルバート・グレイプ』特別上映
・『スリーピー・ホロウ』特別上映
・『ブロウ』特別上映

[料金]2500円均一(前売/当日とも)
■チケット販売!3月18日~
チケットぴあ(Pコード 552-063)にて整理番号付前売券販売中!

当日10:00より整理番号付当日券販売!

■vol.2
4月1日(土) 23:20開場/23:45開映/翌日6:45終了予定
・スペシャルゲスト、ロバート・ハリス(予定)によるトークショー
・最新主演作『リバティーン』 プレミア上映
・『ブレイブ』特別上映
・『ラスベガスをやっつけろ』特別上映

[料金]2800円均一(前売/当日とも)

■チケット販売!
チケットぴあ(Pコード552-064)

エキサイト(http://ticket.excite.co.jp)にて整理番号付前売券販売中!
当日10:00より整理番号付当日券販売

[会場] シネセゾン渋谷

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March 16, 2006

『RENT レント』 映画版 試写レビュー


泣くな!アナタには『RENT』が待っている。
心の芯に灯った愛の強さ、歌と音楽の強さ!
生命の讃歌を高らかに!
ミュージカル版をしのごうとした、
凄まじいエネルギーに圧倒されるだろう!

※レビュー (鑑賞:試写@六本木)

4月GW公開
公式サイト:http://www.movies.co.jp/rent/
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)
舞台:アメリカ>ニューヨーク市

映画版サウンドトラック

http://rentmoviesoundtrack.com/


 すごいミュージカル映画を観た。ブロードウェイのロングラン作品「RENT」の映画版である。この熱さ、力強い表現、エネルギー、歌による生命の躍動感…。これは魂を揺さぶる音楽パワームービーである。

 21世紀前の90年代に再躍進したアメリカ新世代の精神を支えた、傑作ミュージカルが10年以上の時を経て、もっとも日本人にわかりやすい形で、今、目の前に姿を現したといえるだろう。

 個人的には、日本キャスト版を約8年前に初見。あまりにもひどい出来にこりごりだった。従って、NY通いが続いた時期も、『RENT』にだけは足を運ばなかった。なんとなくの『RENT』嫌いだった。

 しかし、今回の映画作品によって『RENT』は、胸のうちに火を点し、蘇った。公演初日前日に亡くなった作者ジョナサン・ラーソンの「魂の叫び」と「創作の喜び」。彼が、若い同世代の連中に伝え、残したかった「命のメッセージ」が、映画の表現力によって深められ、強化されている。さらに字幕によって、日本人にはよりダイレクトに、鮮烈な印象を残すことを可能としたのである。

■ナルニア国物語公式ロケ地ツアーに参加しませんか?


 プロローグの圧倒的歌唱力によるテーマ曲「シーズンズ オブ ラブ」のアンサンブルから、ニューヨークの街角を自転車で疾走しながらパワフルに歌いはじめるファーストシーン、群集シーン、ライブシーン、悲しみのなかにも真実の愛を歌うシーン。どのシーンも、舞台版では拾えない繊細な表情を、ものの見事に見せてくれる。

 また、80年代後半のニューヨークの空気もリアル。物語世界への感情移入を助けている。

 「いまを生きる」大切さを伝えるこの作品は、「君は大丈夫だよ」と、語りかける。

 私は生きていてよかったと思う。そして、多くの人も思うだろう。5月病でなんとなく不安定な時期に、この作品が発する熱いメッセージは響くだろう。胸の中で燦然と光輝くだろう。

 監督クリス・コロンバスは、『ハリポタ』後にいい仕事をしたと思う。

 今度、ニューヨークへ行く際は、『RENT』を観るつもりだ。

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March 15, 2006

『GOAL!』W杯直前5月27日に初日決定!

「少年の夢は、みんなの夢になる!」

自分を信じて、
家族のため、恋人のため、
最高のGOALを決める!!
大切な人(サポーター)との絆に涙があふれ出す、
号泣感動サクセスストーリー!!

5月27日、FIFAワールドカップ開幕直前!!
サロンパス ルーブル丸の内 他全国松竹・東急系にてロードショー!
公式サイト:http://www.goalthemovie.jp

 東芝エンタテインメント配給による、映画『GOAL!』の公開が5月27日に決定した。

 『GOAL!』はプロをめざす少年が、世界最高の選手になるまでを描いた3部作。誰もが、夢をあきらめず逆境に向かう主人公の姿に興奮し、大切な家族・恋人・仲間との絆に涙することだろう。

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 更に本作は映画史上初のFIFA(国際サッカー連盟)公認により、撮影は本物の英国プレミアリーグで行なわれド迫力!音楽はオアシスなど豪華アーティストが書き下ろしの新曲を提供。さらにベッカム、ラウール、ジダンら超有名選手も登場。そして撮影中の続編『GOAL!2』で、主人公は"レアル・マドリード"に移籍!!完結編『GOAL!3』は実際のドイツW杯で撮影されることになっている。絶対に見逃せない最高の話題作、それが『GOAL!』。

■豪華サントラ!

ハッピー・マンデーズの新曲「Playground Superstar」、Oasis&U.N.K.L.E.のコラボレーションによる新曲「Who Put the Weight of the World On My Shoulders」、U.N.K.L.E.リミックスのOasis「Cast No Shadow」、U.N.K.L.E.新曲「Leap Of Faith」など全14曲収録予定。

<STORY>
サッカーボールと共に育ったメキシコ生まれのサンティアゴ。家族とロスに移住後、プロを夢見て地元で活躍する彼は、ある日スカウトに才能を見出される。父の反対を押し切って英国に渡り名門チームの練習生になるが、そこには想像以上の試練が待っていた。持病のぜん息、慣れない環境、そこに突然届いた父危篤の知らせ・・・。様々な逆境を乗り越えて、チームの勝利、そして愛する家族や恋人のため、彼は最高の GOAL!を決める事ができるのだろうか!?

2005年/米=英合作/上映時間:1時間58分/スコープサイズ/SRD/原題:GOAL
配給:東芝エンタテインメント


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March 14, 2006

クリント・イーストウッド監督
“硫黄島”プロジェクト2作品が秋以降公開

オスカー受賞監督が歴史に残る戦いを
日米双方の視点から描く前例のない2部作

『父親たちの星条旗』
2006年秋、丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー
『硫黄島からの手紙』
2006年12月、丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー
配給:ワーナー・ブラザース

 2006年3月、カリフォルニア、バーバンク発。『父親たちの星条旗』をクランクアップしたばかりのアカデミー賞受賞監督クリント・イーストウッド(『ミリオンダラー・ベイビー』『許されざる者』)が、対になるもう一本『硫黄島からの手紙』の撮影を3月13日にカリフォルニア、ロサンゼルスで開始。両作品ともオスカー受賞のスティーブン・スピルバーグ(『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』)が製作し、ワーナー・ブラザース映画が世界配給を手がける。

flagsogfatherssitesmall
USAトゥデイが特設ブログを開設中!

 今年後半に順次公開するため続けて撮影される『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』は、第二次世界大戦の大きな転機となった悲劇的な硫黄島の戦いを描いている。この2本の映画は、歴史的な硫黄島の戦い、そしてその背景にある太平洋戦争を、武力だけではなく文化のぶつかり合いとして見せていく。イーストウッド、スピルバーグ、そしてアカデミー賞にノミネートされたロバート・ロレンツ(『ミリオンダラー・ベイビー』)が『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』両作品の製作を務める。

「この2部作は、硫黄島のストーリーを双方の側から語ろうとするものだ」とイーストウッドは言う。「戦争映画というよりは、国、友情、そして家族の絆を掘り下げるヒューマン・ドラマなんだ」

 アカデミー賞ノミネート俳優である渡辺謙(『ラスト サムライ』『SAYURI』『バットマン・ビギンズ』)が演じるのは栗林忠道中将。アメリカで教育を受けた栗林は、米軍による硫黄島総攻撃に対し日本軍を率いて果敢に挑んでいく。このすさまじい戦いの先にあるのはもはや名誉の死しかないと思われるなかで、栗林の意外な戦略により日本兵たちは思いもよらぬ力を発揮して、すぐに決着がつくはずの戦いを40日近くに及ぶ歴史的な死闘に変える。
そのほかの主なキャストは、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、そして中村獅童。『硫黄島からの手紙』は日系アメリカ人のアイリス・ヤマシタと、製作総指揮も務めるオスカー受賞のポール・ハギス(『クラッシュ』)の原案からヤマシタが脚本を手がけた。

 キャスト陣には才能豊かな顔ぶれがそろった。西郷役は、若者に絶大な人気を誇るグループ“嵐”のメンバーで、映画『青の炎』ドラマ『優しい時間』、また舞台『理由なき反抗』など各方面より、その演技力で注目を浴びた二宮和也。本作では、愛する妻に必ず生きて帰ると約束しながらも、栗林と運命をともにすることになる心優しき兵士を演じる。

 映画『半落ち』『みんなのいえ』、舞台「浪人街」などの演技で知られる伊原剛志が演じるのは、戦前には1932年のロサンゼルス・オリンピックで馬術競技で優勝した西竹一。

 『パッチギ!』『アンテナ』『スクラップ・ヘブン』などの映画で若々しいエネルギーに満ちたユニークな演技を見せ、映画界から注目を集めている加瀬亮は、理想主義に燃える元憲兵隊員、清水洋一を演じる。

 そして、映画『ピンポン』『いま、会いにゆきます』で高い評価を受け、さらに今、『SPIRIT』で世界に飛び出した歌舞伎界の寵児、中村獅童が、最初は栗林の奇策を拒む厳格な兵士、伊藤大尉を演じる。

 アメリカ側の視点から描かれた『父親たちの星条旗』は、歴史上もっとも象徴的なイメージのひとつ、1945年2月末に撮影された“摺鉢山にアメリカ国旗を揚げる5人の海兵隊員と1人の海軍兵士の写真”のエピソードが基になっている。

 やがてその写真は硫黄島戦の勝利のシンボルとして、長引く戦争に疲れたアメリカ国民の士気を高めるために利用され、旗を掲げる6人の兵士はたちまち英雄に祭り上げられた。そのなかには、自分が祖国で名を成すことになるとは知らずに写真撮影直後に死んでいった者もいるが、生還した者もシンボルとしてもてはやされることには何の関心も抱かず、ましてや、自分を英雄などとは思わなかった。彼らはただ、名誉とは無縁に戦い、死んでいった戦友たちとともに前線に留まりたかっただけだった。彼らはどのような人生を歩みそこに辿り着いたのか、そしてどんな運命が待っていたのか…。太平洋戦争の帰趨を決定付けた硫黄島をめぐる日米の死闘と、それを戦った男たちのドキュメント。有名な1枚の戦争写真と、知られざる真実が今明かされる。

父親たちの星条旗』の原作は、ジェイムズ・ブラッドリー、ロン・パワーズ著のベストセラー「硫黄島の星条旗」。ブラッドリーの父、ジョン・“ドック”・ブラッドリーは旗を掲げた兵士のひとりだったが、ブラッドリーがその詳細を知ったのは1994年に父が亡くなったあとだった。

 『父親たちの星条旗』には、ライアン・フィリップ(『クラッシュ』)、ジェシー・ブラッドフォード(『Happy Endings』)、アダム・ビーチ(『ウインドトーカーズ』)、ジェイミー・ベル(『リトル・ダンサー』)、バリー・ペッパー(『ブライベート・ライアン』)、ポール・ウォーカー(『イントゥ・ザ・ブルー』)、ジョン・ベンジャミン・ヒッキー(『フライトプラン』)、ジョン・スラッテリー(『モナリザ・スマイル』)などが出演。

 アカデミー賞受賞のポール・ハギスの脚色で、ロバート・ロレンツが製作した。ドリームワークス・ピクチャーズとワーナー・ブラザース映画の共同製作である『父親たちの星条旗』は、アメリカではドリーム・ワークス・ピクチャーズに、アメリカ以外の各国ではワーナー・ブラザース映画によって配給される。日本での公開は『父親たちの星条旗』が2006年秋、『硫黄島からの手紙』が2006年12月を予定。

■原作はノンフィクションです

■過去に映画化。ジョン・ウェイン主演

作品が気になるなら…春休みは硫黄島だ!無理~
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『かもめ食堂』公開!
第78回アカデミー賞受賞結果!
『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』
「遂に登場!ナルニア国物語のロケ地ツアー! 」
第1回 高校生映画コンクール(映画甲子園2006)作品受付中!
カン・ドンウォン主演『デュエリスト』4月22日に公開決定
奈良美智プロデュース「AtoZ cafe」が2月5日オープン!

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March 13, 2006

5月2~7日「イタリア映画祭2006」


 2001年の「日本におけるイタリア年」をきっかけに始まった「イタリア映画祭」は、今年で6回目。日本の映画ファン、イタリアファンの間ではすっかりゴールデンウィークの恒例イベントとして定着しました。

 今ではわずか6日間に1万人前後の観客が訪れる大きな映画祭です。映画祭で高い評価を受けたことがきっかけの一つとなり「ペッピーノの百歩」「輝ける青春」「家の鍵」などの日本劇場公開が次々に決まるなど、この映画祭に対してイタリア映画界からの期待も高まっています。

 今年は、2004年以降に製作された12本が上映されます。また、今年からの新たな試みとして、2002年以降に発表されたイタリアの短編映画の上映も予定しています。

■上映予定作品
A.見つめる女 La cita che borrei(2004年、パオロ・フランキ監督)
B.私が望む人生 La vita che vorrei(2005年、ジュゼッペ・ピッチョーニ監督)
C.聖なる心 Cuore sacro (2005年、フェルザン・オズペテク監督)
D.心の中の獣 La bestia nel cuore (2005年、クリスティーナ・コメンチー二監督)
E.母なる自然 Mater natura(2005年、マッシモ・アンドレイ監督)
F.哀しみの日々 I giorni dell' abbandono (2005年、口ベルト・ファエンツァ監督)
G.二度目の結婚 La seconda notte di nozze (2005年、プーピ、アヴァーティ監督)
H.恋愛マニュアル Manuale d’ amore (2005年、ジョヴァンニ・ヴェロネージ監督、110分)
1.クオ・ヴァディス、ベイビー?Quo vadis、baby?(2005年、ガプリェーレ・サルヴァトーレス監督)
J.瞳を見ればわかる Te lo leggo negli occhi (2005年、ヴァリァ・ザンテッラ監督)
X.マリオの生きる道 La febbre (2005年、アレッサンドロ・ダラートリ監督)
Y.プレミア上映:13歳の夏に僕は生まれた Quando sei nato, non puoi piu nasconderti
(2005年、マルコ・トウリオ・ジョルダーナ監督)※Bunkamuraル・シネマほかにて全国公開予定。

■開催概要
会期:2006年5月2日(火)~5月7日(日)
会場:有楽町朝日ホール東京都千代田区有楽町2-5-1マリオン11階
お問い合わせ:電話03-3265-1979(イタリア映画祭事務局、3月6日~5月1日、平日のみ10:00~18:00)
主催:イタリア映画祭実行委員会、イタリア文化会館、朝日新聞社、イタリア映像産業振興公社
後援=イタリア大使館

■チケット販売!3月18日~

■公式サイト:http://www.asahi.com/event/it06

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3月15~19日「フランス映画祭2006 」

東京・大阪を会場にスケールアップして開催!
アカデミー賞ノミネート『戦場のアリア』ほかを上映


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『戦場のアリア』 配給:角川ヘラルド映画

'93年にスタートした「フランス映画祭」が今年から大きくスケールアップ。開催会場を横浜から東京・大阪の2都市、3会場に拡大して盛大に開催されます。

最新フランス映画の上映はもちろん、総勢80名以上もの監督、映画関係者が来日。舞台挨拶やサイン会、セミナーを行うほか、期間中は毎日、フランス映画マーケットが実施されます。

●戦場のアリア…先取りレビュー
●サンティアゴ…メッカ 先取りレビュー
●They come back…フランス版黄泉がえり。不思議な作品だったなあ…。

■映画祭チケットは、チケットぴあにて取り扱い中!
検索ワード「フランス映画祭」

■開催概要(東京)
正式名称:フランス映画祭 2006
主催: ユニフランス・フィルム・インターナショナル/フランス映画祭2006実行委員会
特別後援:フランス文化・コミュニケーション省
後援:フランス外務省 在日フランス大使館ほか
会期 2006年3月15日(水)~19日(日)5日間開催
会場:シネマメディアージュ (お台場) 、VIRGINE TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ、TOHOシネマズ 高槻
公式ホームページ:http://www.unifrance.jp/festival/

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パリ (フランス) - 旅行

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イ・ビョンホンのファンイベント、東京ドームで5月3日開催!

お待たせしました!
約1年ぶりにご登場です!

 
イベント名:イ・ビョンホン in 東京ドーム
日時:5月3日(水祝) 東京ドーム
先行予約受付:3月13日(月)6:00PM ~ 4月6日(木)9:00AM

3月13日6PM~ぴあプレリザーブにて受付開始!
⇒Pコード 606-489

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March 11, 2006

ナイロビの蜂

愛があるから戦う
愛があるからすべてを話せない
私が好きなあなたを、
「あなたらしさ」を失って欲しくないから…
愛する人のために、全てを投げ打つ覚悟ありますか?

※レビューまもなく(鑑賞:試写@六本木)

5月上旬、丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー
■公式サイト:http://www.nairobi.jp/

 助演女優賞レイチェル・ワイズの本年度アカデミー賞受賞をはじめ、世界各国、数々の映画賞を受賞した本作は、あの『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス監督の最新作である。生涯忘れることのできない新たな愛の傑作として、世界のマスコミから最大級の賛辞が贈られた。


観ていない?アナタは映画の衝撃をまだ知らない人だ。

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 原作は冒険小説の巨匠ジョン・ル・カレの最高傑作。妻の死に隠された世界的陰謀を追い、アフリカの乾いた大地を巡る主人公の心の旅路を、メイレレスは圧倒的映像美で描き出す。自らの命を賭けた旅に向かう、静かな外交官を演じるのは『イングリッシュ・ペイシェント』等で2度のアカデミー賞のノミネートされたレイフ・ファインズ。救援活動に熱心なあまり何者かに命を狙われ、志半ばで不慮の死をとげる若妻テッサを演じるのは、本作の熱演で見事オスカーを手にしたレイチェル・ワイズ。最高のスタッフとキャストで紡ぎ出す一生に何度出会えるかわからない映画の奇跡を目の当たりにしてほしい。

 「怒りに震え、悲しみ震え、愛の深さに震える」感動作である。

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<キャスト&スタッフ>
●出演:レイフ・ファインズ 「イングリッシュ・ペイシェント」 
レイチェル・ワイズ 「コンスタンティン」
●監督:フェルナンド・メイレレス「シティ・オブ・ゴッド」 
●脚本:ジェフリー・ケイン「007/ゴールデン・アイ」
●原作:ジョン・ル・カレ「ナイロビの蜂」(集英社文庫刊) 
●音楽:アルベルト・イグレシアス 「トーク・トゥ・ハー」
提供・配給:ギャガ・コミュニケーションズ Powered by ヒューマックスシネマ
協力:日活 後援:WFP 国連世界食糧計画 
オリジナル・サウンドトラック:東芝EMI
2005/イギリス/128分/ビスタ/ドルビーSR・デジタル/SDDS/カラー


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『アワーミュージック』アンコール上映決定

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  ジャン=リュック・ゴダール
 『アワーミュージック』 information

※作品レビューはこちらです

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~menu~
【1】『愛の世紀』&『アワーミュージック』同時アンコール上映決定
【2】蓮實重彦氏と青山真治監督、登場!濃密なゴダール・トーク イベントを開催
【3】大反響「爆裂対談」シリーズの小田マサノリ氏とさかいれいしう氏のトークライブも必聴!
【緊急!】18日、仏版「カイエ・ドュ・シネマ」編集長 ジャン=ミッシャル・フロドン氏の講演!
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【1】
傷だらけの20世紀をこえて ゴダールが愛を語りはじめた-
『愛の世紀』&『アワーミュージック』同時アンコール上映

東京での公開終了後、『アワーミュージック』のアンコール上映希望の声をたくさん寄せて頂きましてありがとうございました。遂にこの3月18日から5週間にわたり、シアター・イメージフォーラムにて上映されることが決定いたしました!

<上映スケジュール>
3月18日(土)~3月24日(金)
『愛の世紀』 11:00/15:00/19:00 
『アワーミュージック』 13:00/17:00/21:05

3月25日(土)~4月7日(金)
モーニング(11:00~) 『愛の世紀』
レイト(21:05~) 『アワーミュージック』(終映22:30)

4月8日(土)~4月21日(金)
モーニング(11:00~) 『アワーミュージック』
レイト(21:05~) 『愛の世紀』(終映22:48)

劇場:シアター・イメージフォーラム


<料金>
一般 1600円/学生 1500円 (期間中リピーター200円割引!)
シニア・小人・会員 1000円

☆各回先着10名様に特製ポストカードをプレゼント!

『愛の世紀』公式ホームページ⇒ http://www.godard.jp/index2.html
『アワーミュージック』公式ホームページ⇒ http://www.godard.jp

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【2】
蓮實重彦氏×青山真治監督 21世紀ゴダールを語る!
3/19(日)11:00『愛の世紀』上映終了後 開催

「211世紀のゴダールはいかなる表情で迫ってくるのか…」
熱狂の名古屋講演で蓮實重彦氏が語った『愛の世紀』から『アワーミュージック』へと引き継がれるゴダールの愛。青山真治監督を対談相手に迎え、誰も聞いたことのないゴダールトークがここに始まります。

蓮實重彦氏の「爆裂対談」はこちらから⇒
 http://www.godard.jp/ourmusic/ourmusicbakuretsutalkshow4.htm
青山真治監督の「爆裂対談」はこちらから⇒
 http://www.godard.jp/ourmusic/ourmusicbakuretsu.htm
 http://www.godard.jp/ourmusic/ourmusicbakuretsutalkshow2.htm

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【3】
小田マサノリ(イルコモンズ)氏、さかいれいしう氏のトークライブも決行!
3/26(日)21:05『アワーミュージック』上映終了後 開催

「爆裂対談」シリーズでも反響の高かった小田マサノリ氏のトークライブがイメージフォーラムに登場!今回は『愛の世紀』を中心に、「愛=始まり」を語りだしたゴダールと、その「愛」を生む「出合い」を、自ら編集した映像と音楽で綴ります。
さかいれいしう氏による、魂を揺さぶるポエトリー・リーディングもあわせてご堪能下さい。

小田マサノリ氏の「爆裂対談」はこちらから⇒
 http://www.godard.jp/ourmusic/ourmusicbakuretsutalkshow4.htm

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【急遽決定!】
仏版「カイエ・ドュ・シネマ」編集長 ジャン=ミッシャル・フロドン氏の講演!
3/18(土) 17:00『アワーミュージック』上映終了後、開催

 長年ゴダール映画の最も鋭敏な批評家であり理解者の一人であった氏が語る「ゴダールの現在」。それは最も新しいゴダール論であると同時に、ゴダールが挑戦し続ける映画の可能性をも解き明かす鮮烈な出合いとなるでしょう。フロドン氏によるジャン=リュック・ゴダール監督へのインタビュー「単なる会話」は、『アワーミュージック』劇場パンフレットに掲載しています。

詳細はこちら⇒ http://www.godard.jp/ourmusic/ourmusiclink.htm


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March 08, 2006

かもめ食堂

おにぎり持ってフィンランド♪
結果をあせらず一つ一つ、
きっと「幸せ」ってもんが見えてくる。
やさしくておかしくて元気がでる、ハートフルコメディ

※「オススメ」レビュー (鑑賞:試写室@京橋)
  3月7日のブロガー試写会に参加しました!
舞台:フィンランド>ヘルシンキ

3月11日、シネスイッチ銀座、109シネマズMM横浜ほかにて全国順次公開
公式サイト:http://www.kamome-movie.com/

■ひろきのトラシネ「かもめ食堂」記事
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  「やっぱり猫が好き!」世代は思わずニヤリとしてしまうことだろう。小林聡美、もたいまさこ、そして片桐はいり(室井滋ではありません)という「なんかやってくれそうな個性派女優」が競演!とくれば。

 その期待を裏切らない作品が、オールフィンランドロケを敢行した『かもめ食堂』である。

 物語の原作は群よう子『かもめ食堂』。監督は萩上直子。前作の『恋は五・七・五』で中途半端な青春映画を撮ってしまったものの、本作でみごとに挽回。この作品に対する愛情はあふれんばかりである。

 母を亡くした後、単身でフィンランドの首都ヘルシンキへやってきたサチエ(小林聡美)は、ここ異国の町角に小さな食堂を開店した。メニューはおにぎり、鮭の網焼き、豚の生姜焼き、とんかつ…日本の家庭料理。呼び込みも宣伝もしないが、いつ客が来ても大丈夫なように準備を怠らないサチエ。「通りかかった時に入ってくれる」客を待ち続けていたが、「日本の味を食べに来る」客足は皆無だった。そんなある日、日本好きのフィンランド人青年が興味半分で店に入ってきた。めでたく第一号のお客さんを迎えたかもめ食堂は、少しずつ空気が動き始めたのだった。

 フィンランド人青年とのたわいのない会話の中で、サチエはある歌の歌詞を尋ねられた。しかし、サチエはどうしてもそのフレーズが思い出せない…。出そう出ない。気になるサチエは、立ち寄ったブックショップのカフェにたまたまいた日本人女性ミドリ(片桐はいり)にその歌詞を知っているかを尋ねてみた。すると、すらすらと歌詞を書き出すではないか!この出会いをきっかけに二人は知り合い、ミドリは店を手伝うようになる。

 一方、ヘルシンキ空港に到着したばかりのマサコは、バゲージクレームでぐるぐる回る空っぽのレーンを見つめていた。荷物が出てこない。途方にくれて仕方なく町へ繰り出したマサコ。あちこち歩いてふと目に入ってきた日本人女性が働く店「かもめ食堂」。荷物の紛失の件をサチエとミドリに話すと、なぜか落ち着いてきたマサコだった。

 日本食堂「かもめ食堂」を舞台にしたこの作品は、お店を通じて、サチエ、ミドリ、マサコが自分を見つめ、フィンランドの人々との交流を広げていく(繁盛していく)ようすを描く、コミカルかつハートフルなコメディ。絶妙な間の連続で構成された不思議作品である。フィンランドの名物童話ムーミンのリズムが作品の中に息づいているのがスゴイ。きっと女優たちが前世ではムーミン谷の人々なのだろう。

 ヘルシンキのマーケットや港が度々登場するが、しばらくそこで生活したくなるような佇まいだ。また、北欧のファッションや家具がさりげなく使用されているのも粋である。もたいまさこが次々とフィンランドの最先端ファッションを着こなしていく場面があるが、これも、とっても可愛らしいことになっている。

 不思議な様式美を持つコメディだが、メッセージはこの様式の中にあると思っていいだろう。多くを求めず、あきらめもせず、現実を見据えながらしっかりと異国で生きる。偶然も必然も、全てを受け入れて生きる。今いる場所を愛し、そこに生きる人と一緒に生きる。

 日本人として、日本人らしく。

 しっかりコメを食べて。ハラゴシラエをして。

 握りたてのおにぎりを持ってフィンランドに行きたくなった。
 
 久々においしい映画である。

 ※ひとつ気になったこと。お味噌汁が出てこなかったのはなぜ?

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■かもめ食堂をよろしくお願いします!
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February 25, 2006

遂に登場!ナルニア国物語のロケ地ツアー!

第7回「ひろきのトラベル×シネマ」は、
ナルニア国物語の撮影地、
ニュージーランドほかツアー関連情報!

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■ナルニア国物語公式ロケ地ツアーに参加しませんか?


TSUTAYA online

ナルニア国関連ツアー情報をまとめて記事にしてみました。

↓トラベルビジョン連載記事(2月25日配信)へリンク
hirokitravelcinema7top_060225small
※旅行業界の方はメール登録もどうぞ!

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 - 映画


■■プレイステーション・ドットコム・ジャパン最新情報■■

●《PlayStation.com(Japan)オリジナルデザイン
"PSP"用 どこでもいっしょ ポーチ&ストラップ【茶色】》

●《みんなの地図 【"PSP"ソフト】》
みんなの地図

●《ビズ体験シリーズ 起業道 【"PSP"ソフト】》
ビズ体験シリーズ 起業道


■■セブンドリーム・ドットコムより最新情報■■

 PS2 ゲームソフト「ファイナル・ファンタジー XII」3 月 16 日の発売日が近づいてきました! 3 月 9 日までにご予約の方は、発売日の午前 7 時にセブン-イレブンで受取り可能です。

● ファイナル・ファンタジーXII
| +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
| メーカー希望小売価格 8,990円 
  → セブンドリーム価格 7,980円
| 予約特典は「 FF12 」の楽曲がダウンロードできる
   iTunes Custom Card
└──────────────────────
 シリーズの国内累計販売数 3000 万本!前作「ファイナルファンタジー X-2」は 200 万本!まさに一家に一本の国民的 RPG。他の追随を許さないハイクオリティなグラフィックと、さらなる進化を遂げた映像表現によって描かれる圧倒的な世界観。そして、比類無く深く練りこまれた上質なストーリーが世界中のユーザーを魅了します。

ファイナル・ファンタジーXII 発売迫る!絶賛予約受付中

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February 24, 2006

プロデューサーズ

レビューまもなく! 人気Blogランキングへ

4月8日、全国にて公開
配給:ソニー・ピクチャーズ

 さて、21世紀最初の大ヒットミュージカル『プロデューサーズ』が、オリジナルキャスト&スタッフで完全映画化されました!05年はツアー公演、日本キャスト公演も行われましたが、やっぱりブロードウェイオリジナルってことで、公開が迫ってきました。

 で、いきなりヒトラーの「我が闘争」をご紹介。なぜかって?ご覧になった方は、おわかりですね?ご覧になっていない方も、種明かしを楽しみに劇場へ足を運んでくださいませ。

 それではレビューまもなく!


■ミュージカル完全翻訳本

■オリジナル映画版DVD
(映画→ミュージカル舞台→ミュージカル映画の順ですので、こちらが最初です)

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February 23, 2006

サンティアゴ…メッカ

人は旅に出てはじめて、
自分を知り、他人にやさしくなれる
巡礼の旅から得るものは…生への感謝!!

※レビュー (鑑賞:試写@飯田橋)

3月15~19日「フランス映画祭2006」にて上映
会場:シネマメディアージュ(お台場)
【シアター3】3月16日(木)20:05~
【シアター1】3月17日(金)14:45~
【シアター2】3月18日(土)17:30~


 『赤ちゃんに乾杯!』のコリーヌ・セロー最新作は、真っ向勝負のトラベル系映画。日本公開はまだ決まっていないので、本映画祭での3回の上映をお見逃しなく!である。サンティアゴ巡礼に私も出たくなったほどの、「旅パワー」を感じさせる。なんちゃら賞受賞作品とかだと試写に足を運ぶ業界の皆さん、これ1回きりなのにいませんでした…。

■物語
 ある日、母からの遺言を受け取った3人の熟年兄弟姉妹。莫大な遺産を残したが、子供たちに譲るには条件が付けられていた。それは、スペインの聖地「サンティアゴへの巡礼」の旅をするというものだった。
 三人三様、一度も就業経験がなく、酒と女で過ごしてきた兄、国語教師で子沢山の妹、そして末っ子で会社社長を勤める弟。顔を付き合わせれば、お互いへの不満と罵倒がはじまるほどの仲の悪さだ。
 
 それでも3人は結局、遺産目当てや「母の遺言だから…」
という理由で、指定された「道すがらグループ」のガイドに連れられて、サンティアゴを目指すことになるのだった。

 「道すがら」に参加したのは、3人だけではなく、それぞれに事情を持つ、世代の違う男女たち。アラブ人男子高生2名や、フランス人女子高生2名、わけありの女、そして黒人ガイド、総勢9名で一緒に徒歩で巡礼への向けて旅立つ。

■レビュー
 王道ともいえる旅映画だが、熟練された演出と軽やかで豊かなイマジネーションの広がりが醍醐味の秀作だ。道中、ケンカやいさかいがありながらも、それぞれの事情への理解、恋の芽生え、人生の再生というものを描き、笑わせ、ほろ苦い気持ちにさせ、時に考えさせられる…。愛すべき珠玉の作品だ。
 
 圧倒的な美しい風景、巡礼への途上で立ち寄る昔ながらのフランスやスペインの田舎の町並みや村、出会う人々、そして風や雨、太陽の光…。旅のすばらしさを伝えてくれる。ふっと襲う旅の寂しさもいい。また、置いてきた現実を気にしながら、携帯の充電やら電波を気にする人々の姿も現代的でユニークな描写だ。

 それぞれに問題を抱えているが、とりわけ母親思いの文盲アラブ人少年が読み書きを覚えたい気持ちが切ない。そして旅の終わりに待つ、少年の運命に涙がこぼれた。

 現在もフランスやスペインで人気の「サンティアゴ巡礼」の旅をモチーフにした、心のロード・ムービー。旅くらいで人も人生も変わるもんじゃない。という人に見て欲しい。もしかしたら…という気分を大いに起こさせる作品である。

 ぜひ配給が決まってほしいものである。
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監督:コリーヌ・セロー
出演:ミュリエル・ロバン(『ビジター』)、ジャン=ピエール・ダルッサン(『ロング・エンゲージメント』)

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February 22, 2006

戦場のアリア

その聖なる日、銃声が止んだ。
…あまりにも美しいエピソード。
それが故に、争いの現実も鮮明になる

※レビュー
フランス映画祭2006」3月19日クロージング作品上映
4月GW、シネスイッチ銀座、恵比寿ガーデンシネマほか公開
■公式サイト:「戦場のアリア

 今年度のアカデミー賞外国語作品賞5ノミネート作品の一つに選ばれている、話題の作品である。外国語作品賞は、世界各国の強豪作品の選りすぐりだけあって、全世界の映画人が注目しているのはご存知の通り。日本ではフランス映画祭でいち早く上映されるので、早めに観たい方はチケットを即ご入手あれ。こちらの試写室も満員御礼で、注目度の高さが伺える。

■物語
 1914年、第一次大戦下。フランス・スコットランド連合軍と、ドイツ軍が連日砲弾を鳴り響かせているフランス北部の村。クリスマスだけは家族のもとへ帰りたいと兵士の誰もが願っていたが、戦況はますます熾烈さを極めていた。 やがて訪れたクリスマスの夜。ドイツ軍には10万本のクリスマス・ツリーが届けられ、スコットランド軍の塹壕からはバグパイプの音色が聞こえてくる。そして、奇跡は起こった…。

■解説
 これは、大戦下のクリスマス・イブに、互いに敵対する者たちが、クリスマス・キャロルの歌声をきっかけに、戦闘の最前線で歩み寄り、挨拶をし、フランスのシャンパンで乾杯したという、奇跡のような物語である。これが長編2作目となるクリスチャン・カリオン監督は、軍の正式記録には残されていないが、ヨーロッパ各地に今も語り継がれる戦場の奇跡を忠実に映画化した。

ワールドTOPワイン190x98

■レビュー
 この作品は、美しい音楽の力がどれだけ人の心を融和させるものか、そして民族文化は違えど、「敵」も自分と同じ「人間」として家族を持ち、故郷を愛し、平和を求めていることを、3カ国の兵士が互いに理解し、肌で実感し合う束の間の交流を描いている。

 クリスマスを家族と祝うことすらできなかった前線の兵士たちの内なる望みが、寒い夜空の下で、この心優しい奇跡を起こす。と同時に、戦う意味とその空虚さをもしだいに明らかにしていく本作は、「真の平和とは何か?」をも強く問いかける。これは過去に起こった奇跡の実話であるばかりか、混沌を極める現在にも一石を投じるテーマ内容となっている。

 だが、現実は優しい展開を用意していないのが常。彼らは「敵と交流した罪」により、各国の軍司令部によってを裁かれる。本当の悲劇は味方によって起こされるのだ…。我々の憤りと無念は、その時に胸の内側で嵐のごとく巻き起こるだろう。

 たとえば最近作の『クラッシュ』や『ミュンヘン』などにもテーマが通じているといえよう。映画は見ごたえがあり、心の琴線に触れてくる。…が、正直つらすぎる。

 そういえば昨年の秋口から、イデオロギー、民族、利権、貧富、暴力、銃弾、爆撃…そういう作品ばかりを観ている。「民族理解映画」の当たり年なのだろうか。そろそろ「戦争と平和」がリメイクされるのではなかろうか?

 ドイツの売れっ子若手俳優ダニエル・ブリュールが、若いながらも重要な役を何とかこなした。また、ドイツ人美人オペラ歌手を演じるダイアン・クルーガーの冷たい美しさも輝いている。フランス軍中尉を演じたギヨーム・カネのダンディな佇まいは、熟年女性の注目を浴びることだろう。フランス映画祭での来日が楽しみである。

 演出スタイルはオーソドックスだが、難しい話を情感豊かに表現した。

 メロウな旋律の音楽もいい。サントラは買いだろう。
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■受賞
 アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート
 カンヌ映画祭正式出品
 ゴールデングローブ賞 外国語映画賞ノミネート
 英国アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート

■キャスト
ダイアン・クルーガー、ギヨーム・カネ、ダニエル・ブリュール
ベンノ・フユルマン、ゲイリー・ルイス

■スタッフ
監督: クリスチャン・カリオン
アナの歌声: ナタリー・デッセー
シュプリンクの歌声: ロランド・ヴィラゾン
音楽: フィリップ・ロンビ

製作年:2005年/製作国:フランス・ドイツ・イギリス合作
提供:角川ヘラルド・ピクチャーズ、博報堂DYメディアパートナーズ/ノベライズ:竹書房/サントラ:東芝EMI/協力:ユニフランス東京/後援:フランス大使館文化部

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February 18, 2006

アメリカ,家族のいる風景

チョイもてオヤジの正体は、
「ダメダメパパ」だったのだ~。
西部劇熟年ヒーローを、オチャメにいじった
お遊び家族愛の映画だが、やっぱいいわコレ

※レビュー(鑑賞:試写@有楽町)
すいません、体力なくて文章荒れています。ゴカンベンを!

2月18日公開
公式サイト:http://www.klockworx.com/america/

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■物語
 落ちぶれ俳優のハワード・スペンス。彼は撮影現場を逃げ出し、30年近く前に家を飛び出して以来一度も帰っていなかった母親の元へと向かう。突然帰ってきたハワードを、母親は暖かく迎え入れた。ハワードは自分の部屋で、自分に関する記事のスクラップ帳をみつける。女と酒と薬に溺れて起した様々な事件が書き立てられたゴシップ記事の数々。それは会うことがなくても、ハワードの30年の間を知るには十分なものだった。

 母はハワードに家族はどうしているかと尋ねる。なぜなら20数年前、ハワードが西部劇の撮影をモンタナで終えた後、彼を探しているという若い女性から電話があり、ハワードの子供を妊娠していると告げたのだという。自分に子どもがいるかもしれないという事実に驚いたハワードは、早速モンタナ州ビュートへと向う。そこは彼がスターダムへとのし上るきっかけとなったデビュー作を撮影した街だった……

■解説
カンヌ国際映画祭パルムドールに輝き、世界的な成功をおさめた『パリ、テキサス』のヴィム・ヴェンダースが、また新たな領域に挑戦した。ヴェンダース曰く「『パリ、テキサス』での仕事が “完璧な体験”だったため、20年のもの間再び組むことに躊躇していた」というサム・シェパードを脚本に迎えたのだ。ふたりは“完璧な体験”を越えるため、何度も意見を交換し合い、4年かけて脚本を完成させた。それが『アメリカ、家族のいる風景』である。ふと人生を振り返ったとき、そこに何の意味もなかったと知ってしまった男の孤独を通して、血の繋がりや家族の意味を描いた本作は、2005年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、20年前の当時を彷彿とさせる拍手と熱狂で迎えられた。

 主人公ハワードを演じるのは、脚本も担当したサム・シェパード。『パリ、テキサス』の製作時、主人公トラヴィスをサム・シェパードに演じて欲しいと何度も懇願したが、「演じる自信がない」と断られたヴェンダースの夢が叶ったといえよう。ハワードの子供を生んだ昔の恋人ドリーンには、『ブルースカイ』(95)でアカデミー賞主演女優賞を受賞、シェパードの私生活のパートナーでもあるオスカー女優ジェシカ・ラング。その息子アールには『ハイアート』で注目を集めたガブリエル・マン。そしてハワードの娘、アールの異母兄弟であるスカイを演じたのは『スウィート・ヒアアフター』『死ぬまでにしたい10のこと』などでの演技が高く評価される若手演技派のサラ・ポーリー、ハワードの母親には『北北西に進路をとれ』の名女優エヴァ・マリー・セイント、そしてハワードを撮影に連れ戻すべく映画会社から雇われた私立探偵サターを、ティム・ロスが演じている。

 ヴェンダースが「人生でこれ以上のキャスティングに恵まれたことはない」と言うほどの実力を備えた俳優たちが揃った。

■レビュー
 ありそでなさそな、このキャスティングと監督。完璧な熟練の味わいというか、軽やかさです。軽くベスト!な仕上がりってこういう作品を差すのだな。きっと。

 うーん。例えると、ほら、ホームパーティとかでピアノが上手だっていう殿方に、「ねえねえ弾いてみてよ~」とか誰かが言って、「え、しばらく弾いてないから忘れてるけど…」「いいからいいから!」…、結局、意外とリチャード・クレーダーマンとかジョージ・ウィンストンあたりをポロリンとそつなく弾く男。ちょっと即興アレンジいれたりして、ジャジーにしてみたりとか。

 そういうの。湿っぽくなく、からりとした空気が漂う映画。どの役者もキラキラしているのだが、ジェシカ・ラングの女優オーラはすごいです。演技の妙が効きすぎです。

 ダメオヤジを歌にして、「ハワード♪ハワード♪」だって。おもしろおちゃめで、なんてポジティブなんだろー(所ジョージさんの歌のようなお手軽さ)。大好きです。こーゆーの。ドゥーユーノーミー?

 あなたもきっと口ずさんだことでしょう。ネ!
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原題:Don't Come Knocking
製作年: 2005年
製作:ドイツ=アメリカ
監督: ヴィム・ヴェンダース
脚本: サム・シェパード
出演:サム・シェパード/ジェシカ・ラング/ティム・ロス/ガブリエル・マン/サラ・ポーリー/フェアルーザ・バーク/エヴァ・マリー・セイント

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トラ×シネ第6回目は、「フランス映画祭2006」 3月15日開催をアウト!


今週の「トラ×シネ」は、フランス映画祭のお知らせと
20日(月)締め切り「大統領のカウントダウン」試写会招待!!

 今週もまたまた計9作品の試写飛ばしをしてしまいました。なので、全然観ていません。ホテルでスパの取材をしていました。来週は、めげずに『タイフーン』、『プロデューサーズ』、『戦場のアリア』、『SPIRIT』あたりをのこのこ観に行こうかと思います。予定は10本。人気Blogランキングへ


■「ひろきのトラベル×シネマ」2月18日配信
https://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=23095
↑「フランス映画祭2006」記事リンク

今年は、六本木とお台場、そして大阪で開催!アカデミー賞ノミネート作品やら、フランスの大ヒット作などなど全28作品、29プログラムを携えて開催されます!

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↑最新ロシアン・サスペンス
「大統領のカウントダウン」の紹介&試写会招待記事リンク

■トラベルビジョン 配信期間:2月18~19日
https://www.travelvision.jp/

※旅行業界の方は毎日配信のメールニュースにもご登録ください。

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みんな~集れ~!映画「かもめ食堂」が公開されるよ~!わーい

フィンランドが気になる、
ほんわかミラクルシネマ!がご登場

3月11日公開だよ~!シャッキっとな。

舞台は北欧、フィンランド。
原作は群よう子の書き下ろし、監督はデビュー作『バーバー吉野』で2003年ベルリン国際映画祭児童映画部門特別賞を受けた荻上直子。 そして、出演陣には小林聡美・片桐はいり・もたいまさこに加え、『過去のない男』で主演を演じたマルック・ペルトラをキャスティング。 そんな豪華出演陣が女性監督ならではの視点で、心地よいフィンランドの日常を切り取る、映画なのです。

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■女やもめなストーリーがステキなのだ!マル!

ぷっくり太ったカモメたちがゆるりと青空を飛ぶ、北欧の港町ヘルシンキ。
 その町の片隅に小さな食堂がひっそりたたずんでいました。そこは日本人女性サチエ(小林聡美)が店主をつとめる『かもめ食堂』。看板メニューはおにぎり。 しかし、来る日も来る日もお客さんは来ない。唯一来るお客さんといえば日本おたくのフィンランド青年“トンミ・ヒルトネン”くらい。
ある日、中年男性(マルック・ペルトラ)がやってきて、サチエにおいしいコーヒーの淹れ方の呪文「コピ・ルアック」をこっそり教えて去っていきます。 彼は一体何者?そんな毎日にもめげずに毎日食堂を開店するサチエのところに日本人女性・ミドリ(片桐はいり)とマサコ(もたいまさこ)もやってきて 何となく訳アリそうな人々が集まる『かもめ食堂』。これから一体どうなるのだろうか?
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 映画の中で使用されているmarimekko(マリメッコ)やiittala(イッタラ)などの北欧デザインの可愛さにも注目! 舞台となる『かもめ食堂』(roukala lokki) で出されるメニューには、焼きたてふわふわのシナモンロール、おいしいコーヒー、さくさくの豚カツ、ほかほかのおにぎりなど見ているだけでお腹が鳴ってしまいそうなものばかり。 この映画を見終わるころには、あなたもかもめ食堂から幸福感をもらえてしまいます?
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●うれしいコラボが続々登場だー
その1

映画『かもめ食堂』の公開を記念して、
「ムーミンベーカリー&カフェ」にて
期間限定オリジナルメニューが登場!

映画にも登場する“イッタラ”の食器で、本場フィンランドの味を日本で楽しめる貴重な機会です!
住所:東京都文京区春日1-1-1 東京ドームシティラクーア 03-5482-6300
※こ~んなお店です!
フィンランドの童話『ムーミン』をモチーフにしたベーカリー&カフェ。フィンランド料理やパンをメインに、 原宿 AUX BACCANALESの元シェフ、ブーランジェの池田裕之氏が腕をふるいます。とにかく気持ちのいい空間で「おいしい」「体にやさしい」ものを提供できるようにと実際にフィンランドをはじめヨーロッパ各国で研究してきた味をアレンジし「毎日食べても飽きない味」を作り上げています。また、ニョロニョロトングや、スプーン、フォークなどのオリジナル商品、フィンランドからの輸入品をそろえたグッズコーナーも充実した、「ベーカリー」「カフェ」「グッズショップ」と3つの要素を併せ持つ、 よくばりな空間です。
・iittala(イッタラ)社<アールト・S>ボウルをプレゼント
・映画『かもめ食堂』劇場公開プレゼント(シネスイッチ銀座にて 3月11日
(土)より毎回初回先着10名。)

その2
北欧のライフスタイルショップ「イルムス」とのコラボレーション展開が実現しました。
・2月21日~3月20日 @イルムス丸の内、イルムス池袋、イルムス梅田他
・また、イルムス池袋店にて映画に登場する、イッタラの食器やアルテックの家具などで映画のワンシーンをイメージした展示や、映画に登場する写真 展示を実施。
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 春の足音が聞こえてきたけれど、卒業、就職シーズンでも今日この頃。思い切って地球の反対側へ行ってしまうっていうのも手だよね!「フィンランド」へバーッっと行ってしまった、元気オバサン(失礼)たちのおちゃめな映画だと思います。そういえば、韓流追っかけオバさん(失礼PART2)のバイタリティもすごいものがあるよね!オバサン軍団による「ド共感ムービー」が、かもめ食堂なのでした。オジサンも目が離せないよ!

…というわけで、ネットかもめさん、飛んでけ~
■公式HP http://www.kamome-movie.com/
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※PR記事です!試写レビューはコチラへ

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February 17, 2006

ステップ!ステップ!ステップ!

ぼくたちだって出来るんだ!
未来と希望を胸におどろう!

※レビュー (鑑賞:試写室@日比谷)

3月11日、VIRGIN TOHO CINEMAS六本木ヒルズほか全国順次公開
■公式サイト:http://www.step3.jp/

■物語紹介
 ニューヨークの公立小学校に、情操教育の一環として社交ダンスのプログラムが導入されたのは、今から約10年前の94年。 たった2校の5年生から始まったプログラムも、現在では60以上の学校で6,000人の生徒たちに10週間のコースが義務づけられている。 コース終了後に行なわれるニューヨーク市のコンテストで勝ち残るのは、1校だけ。

 「紳士、淑女の皆さん、ようこそ!」──ダンス指導員のかけ声とともに入って来たのは、それまでテレビやゲームに夢中だった子供たち。 メレンゲ、ルンバ、タンゴ、フォックストロット、スウィング−初めは戸惑い、そして照れていた子供たちも、レッスンを受けるうちに、次第にコンテスト優勝という目標に向かってダンスにのめりこんでいく。

 ワシントンハイツ第115校の生徒はドミニカ移民が多く、97%が貧困家庭という状況で、家庭に問題を抱える子供が多い。 熱血教師・ヨマイラ先生のダンスと教育にかける気持ちと反して、辞めていく子もいる。 昨年の大会で惜しくも優勝トロフィーを逃し、今年は新たなメンバーで、お揃いの衣装を揃え、念願の優勝を目指す。

ブルックリン、ベンソンハースト第112校のビクトリア先生は、子供たちがダンスに親しみを持てるように、笑いをとりながら教えている。 宗教の規律で踊れない子がDJをやっていたり、イタリア系移民やアジア系の子供たちが、みんな一緒のクラスでダンスを学んでいる。 異性のことや、髪型にも興味津々で、時には大人顔負けな発言も。

 トライベッカ第150校では、若いアリソン先生が、生徒を愛するがゆえに大会に出場する代表メンバーを選びたくないと悩む。 負けて泣きじゃくる子や、冷静に分析する子など個性豊かな子供が多い。昨年のチームがセミファイナルまで勝ち残っていて、プレッシャーを感じている。

決勝戦に向けて、地区ごとの予選が近づく。 それぞれのチームでは、緊張したり興奮する子もいれば、ダンスを嫌がり辞める子も出てくる。 子供たちは日々の練習と先生との対話の中で、勝ち負けだけでなく、未来の紳士と淑女としての自分を発見していく。 代表メンバーになった子供はパートナーと共に、選ばれなかった子供たちは応援メンバーとして、たった一つの優勝を目指す。

 そしてついに6月、待ちに待った決勝戦の幕が開く…。


 ニューヨークに暮らす、決して恵まれているとはいえない環境にある子どもたちが、ダンスを通じて自分を知り、お互いを知る、交流と成長のドキュメンタリーであり、とても楽しく鑑賞できた。ダンスと遭遇した、子どもたちが生き生きしているのが印象的。また才能の芽生えも描かれており、ワクワクさせられるのと同時に驚かされた。

 作品の骨格は、コンクールに向けた数チームのバトル形式を採用しており、飽きさせない展開だ。ラテン系のダンス音楽も作品に楽しさと明るさを与えている。しかし、それが故に「ダンスをする喜び」が弱く感じられた。

 類似作品に『ベルリン・フィルと子どもたち』があり、比較するのはやぶさかではないが、こちらのほうが心をゆさぶった。たぶん、こちらはバトル構成ではなく、公演へ向けて体で表現することの楽しさすばらしさを知ることを描いているからだろう。そして、表現を磨くことは。人生をも変えうることを強く伝えているからだろう。

本作はそこが弱かったのかもしれない。が、秀作ではあろう。
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■心ゆさぶる子供たちの現実、そしてダンス!泣きました。

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February 07, 2006

第56回ベルリン国際映画祭 2月9日開幕

今年の注目作品は?
コンペ部門に日本作品はないが、
国際色も豊か。力作ぞろいなんである

 熊ちゃんシルエットの国際映画祭といえばコレ!ベルリン映画祭です。今では日本でもすっかり有名になりましたが、今年は2月9~19日に渡って開催されます。同映画祭のスタートは第二次世界大戦が終結から6年後の1951年。以来、数々の良作を選び続けています。最近では、『千と千尋の神隠し』のグランプリ受賞も記憶に新しいところです。

 さて、今年の審査委員長は、シャーロット・ランプリング。このほか、審査員として、韓国のトップ女優かつミスチャングムのイ・ヨンエや『ミュンヘン』の撮影監督ヤヌス・カミンスキー、アーミン・ミューラー=スタール、フレッド・ルースなどが選出されています。

■コンペティション部門
浅野忠信と韓国のカン・ヘジョン(『オールドボーイ』)主演、タイのペンエーグ・ラッタナルアーン監督による『INVISIBLE WAVES』、マイケル・ウィンターボトム監督『The Road To Guantanamo 』、ロバート・アルトマン監督『A Prairie Home Companion』など、全19作品が選出されています。

■招待作品
真田広之、チャン・ドンゴン共演の『PROMISE』、ジョージ・クルーニー出演『シリアナ』、コリン・ファレル主演『ニュー・ワールド』、アカデミー賞ノミネート作品の『カポーティ』、ミシェル・ゴンドリー監督(『エターナル・サンシャイン』)の新作『The Science Of Sleep (フランス)』、『Vフォー・ヴェンデッタ』、サム・ペキンパー監督『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』

■パノラマ部門
監督SABU、手越祐也主演『疾走』など

■フォーラム部門
オダギリジョー主演、舩橋淳監督の『ビッグ・リバー』など

■公式ページ(ドイツ語・英語)
http://www.berlinale.de/en/
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■継続のためにご協力いただけると幸いです。
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■ちなみに今月の国際映画祭スケジュールは以下の通り。
第29回イエテボリ映画祭1/27-2/6
第35回ロッテルダム国際映画祭1/25-2/5
第21回サンタバーバラ国際映画祭2/2-2/12
ムンバイ国際映画祭2006 2/3-2/9
第56回ベルリン国際映画祭2/9-2/19
第29回ポートランド国際映画祭2/10-2/25
第4回ベルリン・タレントキャンパス2/11-2/16
第58英国アカデミー賞2/19
第26回オポルト国際映画祭2/20-3/5
第31回セザール賞 2/25

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February 05, 2006

トラ×シネ第4回目「PROMISE 無極」「SPIRIT」「MYTH神話」「SPL狼よ静かに眠れ」&チャン・ユアン監督最新作!


今週の「トラ×シネ」は中国・香港系の超大作特集!
「PROMISE 無極」「SPIRIT」
「MYTH神話」「SPL狼よ静かに眠れ」
&中国のキム・ギドク?北野武?→映画ファン注目の
チャン・ユアン監督の新作!!!

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「ひろきのトラベル×シネマ」2月4日配信記事です。

■トラベルビジョン トップ配信期間:2月4~5日
https://www.travelvision.jp/

■映画コラムダイレクトリンク:2月4日~しばらく
https://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=22937

■スピルバーグ監督「ミュンヘン」レビューはコチラ!
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■よろしくお願いします!
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ちなみに鑑賞済作品は、『リバディーン』『春が来れば』『リトル・イタリーの恋』『ファザー、サン』『かもめ食堂』『イベリア 魂のフラメンコ』『ヒストリー・オブ・バイオレンス』『ステップ!ステップ!ステップ!』『ジャーヘッド』『シリアナ』『緑茶』『ウォ・アイ・ニー』。

近日予定は、『クライング・フィスト』『風のファイター』『ニュー・ワールド』『プロデューサ-ズ』『メルキアデス・エストラーダ3度の埋葬』『アサルト13』『夜よ、こんにちは』です。


【予約】イヌ+ネコ家庭動物の医学大百科

《どこでもいっしょ 着信マスコットST ノーマル》

《どこでもいっしょ 着信マスコットST ごきげん》

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January 28, 2006

ウォーク・ザ・ライン 君につづく道

ロカビリーが好きになるかも?
愛と音楽と、家族の絆を描いた力作!
…賞レース恒例のミュージシャン伝記

※レビュー (鑑賞:試写@九段下) TB歓迎!
舞台:アメリカ合衆国

2月18日、テアトルタイムズスクエアほか全国にて公開!
■公式サイト:http://www.foxjapan.com/movies/walktheline/


 ミュージシャン、ジョニー・キャッシュさんの映画なのです。そしてアカデミー賞にもノミネート。とくれば、昨年の「Ray」を思い出すよね。絶賛していた方もいらっしゃいました。私は嫌いでした。

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 で、やはり「ウォーク・ザ・ライン」も嫌いです。アカデミー賞には、ミュージシャン伝記映画枠でもあるのでしょうか?毎回、貧しかったり不遇だったりした主人公の下積みからはじまって、はじめの成功、大成功、そして多忙のあまりに生活が乱れて、恋愛にもうだうだ。

 若くして結婚しているけれど、家族をあまり省みないので、豪邸の中にはシラーッっとした空気が流れ、妻もよそよそしく噛み付いてばかり。ブチ切れで「お前にオレのことがわかるのか?」みたいな展開です。

 そのうちお決まりのヤク中転落。で、悶絶のリハビリをして復帰。再びステージに立つも、逝去して天国へ。で、映画化。アカデミー賞最有力候補!

 ザブトン投げたくなるのです。そういうの。ムシが良過ぎ。ま、アメリカって英雄物語って少ないから…仕方がないのですけれど。

 と、散々書いておいていうのもなんですが、本編の音楽の力はホンモノ。音楽と共に生きておられる方は、この上ない幸せな気分が味わえると思います。

 そして主演のホアキン・フェニックスがバツグンにうまいです。さすが。歌も生歌っていうんですから、こりゃまた驚き。兄さんのリバー・フェニックスも喜んでおられるでしょう。ミス・キューティブロンドのウィザースプーンも人を食ったようなかわいい顔で、いい味を出しております。

 ということで、映画は何も教えてはくれませんが、見ごたえはたっぷり。

 音楽&役者演技に尽きるでしょう。

 アカデミー賞もそういう点で、正確なジャッジだと思います。
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■ブログ・ザ・ライン
人気Blogランキングへ続く道

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 映画全般 - 映画

公開初日となる明日2/18(土)、テアトルタイムズスクエアにて、10:35の回にいらしたお客様全員にクラシック・セルロイド製フェンダー・ピックをプレゼントいたします。ぜひ劇場に足をお運びください。

 テアトルタイムズスクエアにて本作品をご鑑賞の際、ギターをご持参いただきますと、ご本人様とお連れ様1名様まで、それぞれ当日券1000円にてご鑑賞いただけます。

 また、「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」の劇中で使用されているフェンダー・ギターの復刻モデルを、テアトルタイムズスクエアとStandard Deliにて展示いたします。

 現地時間1月31日、第78回アカデミー賞ノミネーション発表が行われ、ホアキン・フェニックス&リーズ・ウィザースプーン出演「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」が5部門でノミネートされました。アカデミー賞の発表、及び授賞式は米国現地時間で3月5日に開催されます。
<「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」アカデミー賞ノミネート部門一覧>
 主演男優賞  :ホアキン・フェニックス
 主演女優賞  :リーズ・ウィザースプーン
 編集賞    :「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」
 衣装デザイン賞:「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」
 録音賞    :「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」

■standard deli 新宿店にて公開記念キャンペーン実施中!
  パネル展が開催中。また、フェンダーのギター/復刻モデル、全世界限定の主演ホアキン&リーズ直筆サイン入りGジャンを特別展示します。 展示期間中限定のスタンダードデリ・オリジナルバーガーも発売決定!
 トマト+モツァレラチーズ+バジルの女性に大人気の組合せ。焼きトマトをたっぷりとのせることで、甘みと酸味をバランスよく、ジューシーに味わっていただけます。

■standard deli×テアトルタイムズスクエアの特別割引キャンペーン実施!
 standard deli 新宿店のレシート持参で「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」当日料金より一般、学生一律200円引き。(他サービスとの併用はできません)
 「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」をご覧頂いた方で、テアトルタイムズスクエアのチケット半券をお持ちの方は、先着500名様に限りスタンダードデリのメニューからお好きなものを100円引き。
※問い合わせはstandard deli 新宿店 まで
新宿区新宿4-1-7 ジャーナルスタンダードのビル3F
Tel.03-5367-0185

■エレキの始まりを告げた伝説のギター(復刻モデル)他が当たるキャンペーン実施中!
 映画「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」の劇場公開を記念して、今日のギター・プレイヤー達からも高い評価を受けている「'50s EQQUIRER リイッシュ」を1名様に、さらに「Mini '57 Twin Amp」を3名様にプレゼントいたします。奮ってご応募ください!

▼応募はこちらから▼
http://www.foxjapan.com/movies/walktheline/

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January 20, 2006

PROMISE プロミス 無極 

壮大なるスケールで描かれた、
♡ロマンス歴史アクション・ファンタジーは、
とんでもないパワーを持った一作だ!

※トビトビレビュー(鑑賞:試写@日比谷)
舞台:アジアのどこかの大陸

2月11日、全国にてロードショー
■公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/promisemovie/

TSUTAYA online

 昨年から何度も試写をしようとしていたが、なかなか時間が合わず、ようやく駆け込みで某試写室へ行くことができた。中国での興行成績は2005年トップの22億円を記録。監督の知名度もあると思うが、やはり作品力があるということだろうな…と期待。

 チェン・カイコー監督といえば、『覇王別姫』や『北京ヴァイオリン』といった堅実な作品で、既に中国2大巨匠の一人として知られている存在だが、ある意味、晩年の「クワサワ」風になってきたのかしらん。というのも、黒沢明の『夢』を鑑賞した後の、もわり~んとした不思議な感覚に似ていたからである。

 と、冷静を装ったが、ぶっちゃけ驚かされた。

 これは、もう空前絶後のアジア歴史ファンタ絵巻である。それもパワフルなエンターテインメント・ムービーであった。中国映画だが、設定はアジアのどこかの国という汎アジアンなストーリー。キャスティングには、真田宏之、チャン・ドンゴン、セシリア・チェン、ニコラス・ツェー…と、とんでも豪華な顔ぶれだ。またロケーションこそ、中国の雲南省や内蒙古あたりで行われているが、作品に描かれた世界観はピュアオリジナルである。

 すごいことになっていた。呆気に取られた。

 某社若手宣伝さんの不勉強ぶりにも大いに驚かされたが、自由奔放すぎる作風にも驚かされた。いろんなところで驚かされまくりである。いいのか。

 さて、ジャパンプレミアが24日、記者会見も25日と、作品的にも宣伝攻撃をプロミスしてきた。また、きっとやると思っていたが、はやり「プロミス主催PROMISE試写会」も企画されてしまい、打つ手は打った感じだ。

 と、話をあっちこっちへ飛ばしているが、作品もとびまくっているのだから仕方が無い。天女が飛び、姫が飛び、ドンゴンが飛び、刺客が跳び…、トビマストビマスなのだ。

 物語はこんな感じだ。真田大将軍の身代わりになったドンゴン奴隷がじゃじゃ馬姫セシリアを助け、姫は勘違いして大将軍が好きになり、大将軍も姫が好きになる。権力を握りたがる魔術男も姫に求愛し、奴隷も姫を助けた時にひと目惚れしていた。やがて大将軍の嘘がバレて姫は気持ちが冷え、奴隷も実は出生に秘密があった。物語のほとんどは、泥縄な恋愛をめぐって、アクションバトルが展開するというものだ。

 さて、鑑賞ポイントの一つはCGだろうか。絵画チックなCGは、写実風になったり、墨絵風になったり、シベリア超特急も真っ青になったり。またチャン・ドンゴンさんも、これでいいのか?状態だ。すばしっこいんだ。カンフーハッスルを超えているかもしれない(ご覧ください)。
 
 実はストーリーもイマイチわけわからんのだが、因果応報な運命へ集約させ、見事に収めてしまった。それもこれも、真田さんが「美しい愛の物語」部分を演技力で救ったのである。次にニコラス・ツェーさんが支えたのである。ドンゴンさんは、ヒロイックシンボルとして道化を見事に演じたのである。

 パワーあふれる真剣なおちゃらけ作品だが、ラストでは不覚にも涙が流れた。

 なぜなら、「愛」がスクリーンからあふれ出していたから。

 カイコーはやっぱ巨匠だ。
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PROMISE - 映画

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December 31, 2005

ナルニア国物語 シリーズを知る①


 先日、第1作目の試写を早速完了したのだが、「物語は、まだはじまりに過ぎない」ことが判明。果たして、この作品の映画シリーズ最終作まで、自分は生きているのだろうか?などと考えてしまった。
 レビューは年明け早々にでもアップする予定だが、ここで「ナルニア国」の世界、この作品を楽しむための情報を総括しておこうと思う。実際のところ、1作目を観てから原作シリーズを読み始めるのもいいのではないかと思う。
●日本語吹き替え版、白い魔女の声優に大地真央が決定!良キャスティングです。楽しみ! 

■本日の順位は?
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TSUTAYA online

ある日突然、

古ぼけた箪笥の向こうに、

ナルニアがあった。

年代順ではなく、以下の章順に読むのがベストだ。
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第1章:ライオンと魔女
【ナルニア暦 1000年】
ナルニアを支配する白い魔女に、ピーターたち4人の兄弟姉妹が立ち向かう
新書版:ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)
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第2章:カスピアン王子のつのぶえ
【ナルニア暦 2303年】
邪な人間たちに支配されたナルニアをカスピアン王子が蘇らせる
新書版:カスピアン王子のつのぶえ ナルニア国ものがたり (2)
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第3章:朝びらき丸 東の海へ
【ナルニア暦 2306年】
カスピアンの航海に、エドマンド、ルーシーらが同行する
新書版:朝びらき丸東の海へ ナルニア国ものがたり (3)
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第4章:銀のいす
【ナルニア暦 2356年】
ベペンシー兄妹のいとこ、ユースチスらが、行方不明の王子を助ける旅に出る
新書版:銀のいす ナルニア国ものがたり (4)
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第5章:馬と少年
【ナルニア暦 1014年】
時代はここで遡る。ナルニアの隣国カロールメンから馬と少年が急を報せる
新書版:馬と少年
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第6章:魔術師のおい
【ナルニア暦 1年】
偉大なライオン、アスランによってナルニアが創造された元代記が明かされる
新書版:魔術師のおい
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第7章:さいごの戦い
【ナルニア暦 2555年】
カロールメン軍とナルニアが激しい戦いを繰り広げる!
新書版:さいごの戦い
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■ナルニア国を旅するガイドブックが登場!(良書です)

■2月23日、特別講演会「ファンタジーっておもしろい!」
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/narniakouen/top.html
応募締切:1月31日 参加料:1000円 主催:岩波書店、朝日新聞社

■岩波書店「ナルニア国キャンペーン」
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jidou/narnia/top.html

THE CHRONICLES OF NARNIA, NARNIA, and all book titles, characters and locales original thereto are trademarks of C.S. Lewis Pte Ltd. and are used with permission. ©Disney/Walden. Movie art ©2005 Disney Enterprises,Inc and Walden Media

洋画全般 - 映画

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スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと

TSUTAYA online

同じ言葉で話すこと。
理解してほしい、理解したい…
そういう気持ちが大事なんだ

※レビュー (鑑賞:試写室@築地)

1月14日より銀座シネパトス、新宿ジョイシネマ他にて公開
舞台:アメリカ合衆国>ロサンゼルス
■公式サイト http://www.sonypictures.jp/movies/spanglish/ 

 06年1月早々、試写レビュー組の仕事に加えて、運命のいたずらか宣伝組にも合流。2月公開の某大作(秘密)を担当することになった。ってんで、1月の2~4月公開分の試写が危うい状況。時間捻出を上手くせねば…。1月公開作品の大半は、既に試写済みなので忙しくなる前にアップしておくつもりだ。

 さて、『スパングリッシュ』である。

spanglish

 アダム・サンドラー主演だし、オリジナルトレーラーがコメディタッチだったこともあったので、異文化交流をネタにしたちぐはぐコミュニケーション・コメディなのかと想像していたが、ヒューマン・ドラマ寄りな作品だった。監督は、『恋愛小説家』のジェームズ・L・ブルックス。キッチュな人間関係を描かせたら天下一品であるが、今回は…。

■物語
 メキシコ人のシングルマザーのフロールは、離婚を機に一人娘クリスティーナとメキシコからロサンゼルスへ移住。しかし、母国コミュニティで暮らしていたため、何年経っても英語が理解できずに過ごしてきた。
 ある日、家政婦として働き始める。派遣紹介されたクラスキー家は裕福な家族で、前途有望なシェフのジョン、妻のデボラと心優しい子供たち、祖母のエヴェリンの5人が暮らしていた。一見幸せそうだが、わずかなすれ違いが、やがてお互いの心に溝を生んでいく…。
 一方のフロールは、相変わらずほとんど英語を話せなかったが、掃除や整理整頓の仕事にも慣れていた。そんな夏のこと。行きがかり上、娘のクリスティーナを連れて一家の別荘で過ごすことになってしまった。ところが、デボラがクリスティーナをひと目で気に入ってしまい、新たな問題が勃発した!

■レビュー
 この作品は、異人種間コミュニケーションを真っ向から描く、「やや」の付く秀作である。当方としては、もう少し笑いの要素があってもよかったが、ブルックス監督は軽く笑い飛ばす作品にはしたくなかったのだろう。手段としての言語は重要に違いないが、お互いに何を想い、どのように伝え、理解しあうか…その努力があってこそ、心も通いあうのだということを改めて訴える。

 人は、なぜ抱えた寂しさをお互いの理解から癒しあうのではなく、無関心さを装い殻に閉じこもるのか。そして、孤独に不満を漏らすのか、そうした本質をも、この作品はさりげなく提示している。

 俳優陣の競演も見どころだ。とりわけ、スペイン女優のパス・ヴェガが演じる美しく芯の強い母親フロールの姿が頼もしい。本作がハリウッド・デビュー作だというが、存在感は国際級。ペネロペからビッチな部分をアク抜きしたような佇まいだ。

 そして、『50回目のファースト・キス』での好演も記憶に新しい、善良を絵に描いたようなスターシェフのジョン役にご存知アダム・サンドラー。人はいいが無神経な妻のデボラにティア・レオーニが扮し、ちぐはくな夫婦関係を演じている。

 異文化交流かつ家族の絆の再生を描いた映画であり、爽快とはいかないが、ほのぼのとした鑑賞感を残す。

 教育的観点からもお勧めである。
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■本日のランクは何位なのか?
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監督:ジェームズ・L・ブルックス
出演:アダム・サンドラー、パズ・ヴェガ、ティア・レオーニ、クロリス・リーチマン
配給:ソニー・ピクチャーズ、日活

洋画全般 - 映画

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December 14, 2005

マサイ MASAI

過酷な自然美と、生命の躍動
アフリカの大地が育み、伝える、
神話をモチーフにした成長と勇気の物語

※トラベルムービーレビュー (鑑賞:試写@神保町)
舞台:アフリカ>ケニア

TSUTAYA online

 「映画史上初! 本物の“マサイの戦士”主演によるかつて観たことのないドラマの誕生!!」という、ちょっと力が入りすぎの宣伝文句につられて鑑賞。ではなく、仕事で紹介した関係もあり、確認の意味でかけこみで試写。宣伝Mさんにも挨拶した。来日記者会見に参加したかった…後悔。

 セカセカした日常、ギズギズした映画ドラマを堪能している昨今、素朴なこの作品に心から癒された。ホンモノとはこういう映画を指すのだろう。スクリーンに映し出された圧倒的な自然の前に息を呑むしかなかった。スタジオワークはなく、大平原でのオールロケ。

 なんというスケールで描かれた映像美か。おお、アフリカ。オープニングの黄金の枯野原ですら、目に優しく美しい。ひょっとして、自分はネイチャー志向だった?と錯覚するくらいの力強さである。と、感嘆している場合ではない。

masaimain

 物語の舞台は、干ばつに襲われたマサイの村。雨を降らせる術はただ一つ、伝説の獅子ヴィチュアを狩りそのたてがみを神に捧げることだった。村に平和をもたらすために、まだあどけなさの残る9人の若きマサイが選ばれた。彼らは命をかけた旅に出る。大人になるために。そして、選ばれし者、真の「マサイの戦士」になるために…。

 しかし、マサイ族の羊飼いの家に生まれついた少年メロノだけは、若きマサイの戦士の一員に選ばれることはなかった。そこで、村人から笑い者にされる老戦士とともに、選ばれし戦士たちとは別行動で狩りに出る。遅れて、戦士たちの一群を追う2人だったが、合流は意外な場面で果たされた。

 日数を重ねても一向に「獅子ヴィチュア」は見つからず、戦士たちの間にもそれが実在するのか、疑念が芽生えはじめる。が!

 これは勇者の伝説である。真の勇気を持つ者とは?をストレートに伝える、次の世代に語り継いでいきたい力強い物語である。と同時に、大自然に生きる原住民族が、いかに貴重な存在となってしまったのか、歯がゆい思いにも駆られた。
 
 物語自体は凡庸とも言えるが、我々が失った自然への畏敬の念をマサイの戦士たちが教えてくれる。心がやさしくなれるクリスマスや正月に、ぜひ観てもらいたい。もし、あなたに息子がいるならこの作品は、教育的メッセージを代わって伝えてくれることだろう。
 
 彼らの祈りがかなう時、みなぎる勇気と誇りを目にすることだろう。生命の輝きがスクリーンからあふれ出してくる。その時、あなたの魂も震え、遠い国の誰かを愛しい気持ちで迎えることができることだろう。
  
 公開規模も話題も大きくないが、パワフルな作品である。

 あと、愛嬌イケメンなマサイの若者も見どころネ。


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12月23日、テアトルタイムズスクエアほか全国順次公開
配給:コムストック、角川ヘラルド・ピクチャーズ
■公式サイト(プロダクションノートで裏話をどうぞ!)
http://www.herald.co.jp/official/masai/index.shtml

■全国上映劇場 (予定)
北海道 ユナイテッド・シネマ札幌  2/上旬
東京  テアトルタイムズスクエア 12/23
愛知  ゴールド劇場 2/上旬
大阪  テアトル梅田 12/23
京都 京都シネマ 12/23
兵庫 シネカノン神戸 12/23
福岡 KBCシネマ 1/下旬

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December 12, 2005

スタンドアップ

アカデミー賞狙いの空気がムンムン!
アメリカ下流社会の病根をえぐり
男社会にパンチ的衝撃を与える作品

※レビュー (鑑賞:完成披露@銀座)
舞台:アメリカ合衆国>ミネソタ州北部
原題:North Country

TSUTAYA online
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northcountry

 オスカーの足音も近づいてきた今日この頃。アカデミー賞前哨戦は既にはじまっているが、いち早くスピルバーグ監督の最新作『ミュンヘン』が、確実との評価を受けたようである。日本では「アカデミー賞ノミネート最有力作品」群の公開が、06年1月に予定されている。実際はこれがアカデミー賞ノミネート?と疑問符な作品もノミネート発表前なら許される。

 さて、『クジラの島の少女』のアカデミー賞外国語映画賞ノミネートで実力を示したニキ・カーロが、アメリカの寂れた鉱山の町を舞台にして、一人の女が差別と戦い、抑圧からの解放を手にする社会派ドラマを引っさげて登場。

 彼女(ニキ・カーロ)お得意の、辺境の地の慣習・体制が抱える問題点、視野狭窄となっていく村社会的コミュニティ、マイノリティ(この作品では女性)の精神構造をうまく捉え、希望の芽を育てても、その傍から摘まれていく、非情な社会の現実をまざまざと描き出す。

 物語はこうだ。クリスマスイブの夜、酒に酔った夫から顔に青あざがつくほどの暴力を振るわれたジョージー・エイムズ(シャーリーズ・セロン)は、既に我慢の限界に達していた。子供を連れて家を出る。

 実家に戻った彼女だったが、父親は、娘の帰宅にも「おまえが悪いのだ」と言う。その原因は、彼女の過去にあった。若くしてシングルマザーとなり、転落人生を歩んだ娘のことを、父親は既に見捨てていたのだ。ジョージーはセクシーな身なりが原因で、男たちから町のアイドルのように扱われ、痴話トラブルの種となる存在でもあった。

 居候の身で、長男と長女の2人の子供を抱え、職を探すジョージー。旧友のグローリー(フランシス・マクドーマンド)の勧めによって、彼女が選んだのは鉱山での力仕事。父親も働く職場である。

 泥と誇りにまみれる仕事ながらも彼女は、初めて仕事らしい仕事をし、家庭を支えられるだけの給料を手にして、目標を持って再び人生を歩もうとしていた。

 しかし、職場は男社会。男から仕事を奪うな!と罵られ、差別用語が投げかけられ、過去に関係を持った男がセックスを強要し、慢性的ないじめや嫌がらせが彼女を苦しめていた。息子にも影響は広がり、いじめの対象となっていた。この状況を改善しようと会社社長や周囲の女同僚に訴えかけても、拒絶される。同僚の女たちですら、「反抗」によって居場所を失うのを恐れていたのだった。

 …遂に彼女は、元弁護士だった男に頼み、訴訟を起こす。が、法廷でも、レッテルの貼られてしまった彼女は罪人のようだった。

 しだいに明らかにされていくのは、彼女を苦しめてきた「村社会」の事なかれ主義と、「男中心」の考え方がいかに彼女を追い詰めてきたのかという、アメリカ社会の抱える病根…。物語の結末は、心にパンチを食らわせるほどの衝撃の真実が明かされ、悲しみの渦で我々を打ちのめすことだろう。

 テーマは地味だが、力作である。『ミスティック・リバー』や『ミリオンダラー・ベイビー』が過去に入賞しているのなら、本作がアカデミー賞にノミネートされてもおかしくはない。テーマからして無視はできないはずだ。

 この作品では、監督のニキ・カーロがアップスケールな視野を持っていることが改めて証明されている。

 寒々とした面白味のない風景、広大な鉱山に建つ煙をもくもくと立てる工場、採掘現場での労働者の群集、なじみの集うパブ、お金があれば入れるちょっと高級なレストランなど、舞台となる土地こそが、この事実に基づくストーリーを生んだということを説得させていく。地方の町が漂わせる排他的な雰囲気がスクリーンを支配し、物語を裏付けているのだ。

 そこに、『モンスター』での怪演が記憶に新しい、主演のシャーリーズ・セロン。比較するに忍びないが、『イン・ハー・シューズ』のキャメロン・ディアスがおままごとに見えるほど、痛々しく悲しく、切実感に満ちている。虐げられながらも働き続ける女性、そして母親を品位を失うことなく演じきっている。脇を支える全ての役者が緩むことなく、重厚でリアル。終盤近く、グローリーの夫カイル役のシーン・ビーンによる、母を避けるジョージーの息子サミーへの語りシーンでは、慈愛深いメッセージがジーンと胸に響いてくる。

 「下流社会」の言葉が暴走している昨今だが、そうした社会性を宣伝プロモーションに加味しながら、「差別」という根本的な問題を投げかける「話題作」になることだろう。

 派手さや新しさはないが、記憶に鮮明に残る作品。差別を感じている女性なら、勇気が与えられる。どんなに傷つけられても、自分のために、愛する者のために立ち上がるべき時がある…スタンドアップ

 久しぶりに優れた邦題だ。(←安直とも)

 これはオススメである。
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スタンドアップ - 映画

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監督:ニキ・カーロ
出演:シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンドほか
配給:ワーナー・ブラザース
06年1月、丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー
■公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/standup/

(C) 2005 Warner Bros. Entertainment Inc.

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December 11, 2005

SAYURI

ゲイシャワールドを絢爛豪華に描く、
ハリウッドらしいクオリティ。
アジア女優の競演に引き込まれる

※レビュー (鑑賞:劇場@新宿)
舞台:日本(らしき場所)
原題:Memoirs of a Geisha

sayuri

 ようやく完成・公開にまでこぎつけた、芸者さゆりの一代記というよりは、恋愛記を中心に描いた『SAYURI』。

 何度も製作が危ぶまれたものの、大手メジャーが共同製作、プロデューサーにスピルバーグ、『シカゴ』のロブ・マーシャルが監督することで、なんとか日の目を見ることになった。日本モチーフの作品としては『ラストサムライ』に続く快挙といえるだろう。

 まず、美術や時代考証、風俗文化あたりの描写力、つまり「なんちゃって日本」が、今回はどの程度なのかが気になるところだが、中華テイストや花魁的勘違いが混ざりつつも、落としどころとしては許容範囲に収まったといえる。

 日本人(役柄)の英語劇という点で、違和感をもたれる方もおられるだろうが、これも無難にクリア。ひとえに役者たちの演技力が救っている。コン・リー、チャン・ツィイー、ミシェル・ヨーの3大中国人女優は、所作や言葉でハンディがかなりあるはずだが、その存在感で圧倒していた。


 さて、この作品の見どころは、「和美の再現力」と「アジア女優の競演」に尽きる。

 ハリウッドの手にかかると、ガックリ日本というよりはむしろ、作品世界において、濃密な日本を再現できる実力が明確にわかる。特に、美術、照明、映像設計全般はお見事としかいいようがない。舞台出身のロブ・マーシャルだけあって、演出された空間つくりはお手の物といった感じ。

 冒頭のさゆり(千代)が漁村から、駅、列車を使って、祇園はなまちへと移動する夜のシーン緻密さ、路地裏の屋根越しの俯瞰の構図の取り方、ふすまが生み出す空間の自在性を採用するあたり、アレンジ日本ではあるが、「Bi =美」をくまなく表現している。やっぱ一流スタッフなんだなーという印象。邦画では滅多にお目にかかれない、絵に語らせることができるのがハリウッドなのだろう。

 『シカゴ』のアメリカ女優の競演も見ごたえがあったが、今回のアジア女優の競演もすさまじい。初桃役のコン・リーが、花形芸者の格と凄みを見せつけてくれるし、桃井かおりは水を得た魚のように生き生きしていた。英語演技でも彼女らしさが失われることなく、その一挙一動に目が離せない。ミシェル・ヨーの整然とした佇まいの豆葉の力強さ、おカボ(パンプキン!)を演じた工藤夕貴の実力も、終戦後の後半から改めて作品を際立たせた。

 主演チャン・ツィイーは、演技の実力では少し劣っているような気がしたが、人物対比でキャラクターをなんとか成立させることはできた。特に芸者以前、端女時代のすっぴんがかわいく、「泥の中の蓮」のような清純派にみごと化けている。それを支えたのは少女時代の大後寿々花だ。前作『北の零年』での学芸会ぶりが払拭された。

 また、我が国が誇る旬のベテラン俳優の演技では、役所広司がいい。渡辺謙は想定内だった。

 作品としては、芸者の特殊なしきたりや世界観を、正確に伝えきれたかと言えば、否である。しかし、ジャパニーズ・ゲイシャへの大いなる誤解を解き、ある時代のある境遇の女が、長年の想いを実らせた恋愛ファンタジーとしては成立している。

 女優だけでも、2度観たくなる作品である。おすすめ。


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12月10日、全国にて公開
監督 :ロブ・マーシャル
配給 :ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)/松竹
■公式サイト
http://www.movies.co.jp/sayuri/
 
SAYURI - 映画

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November 11, 2005

イノセント・ボイス 12歳の戦争

なぜ、誰かのせいで、
輝かしい時間を、愛する人を、友人を、
そしてすべてを奪われていくのか?

※トラベルムービー レビュー(鑑賞:試写室@京橋)
舞台:エルサルバドル

 脚本家オスカー・トレス氏の来日インタビューをすることになり、急遽試写…マジ強制入りました。ってことで、本日某ホテルまでうかがい、話を聞いたりもしたのだが、こういうのってすんごくレビューしにくいです。仕事が絡むと…それは置いておいてっと。

 1980年代、約10年以上続いたエルサルバドルの内戦時、政府軍と発起軍の争いの狭間となった村を舞台に描かれる、少年と戦争もの。実話に基づいた作品なのである。ブルータス的にリアル・ムービーってヤツですね。

 衝撃は「12歳徴兵」が実際に行われていたという現実だ。いや、今も30以上の紛争地で30万人以上の少年兵が、銃を手に戦っているという現在進行形の事実が、この作品で改めて浮かび上がったことのほうが、余程重たい。
 
 物語は、もうまもなく12歳になろうとする11歳の少年チャバの視点で描かれ、進行していく。ある日、お父さんは村を出て行ってしまい、チャバの家はお母さんと姉妹の母子家庭4人組みになってしまう。その頃、チャバの叔父さんをはじめ、農村部の男たちは、政府軍の搾取に対して抵抗を開始していた。

 泥沼の戦争(内戦)ははじまり、政府軍は見せしめのために12歳の子供を徴兵。突然、村へやってきては、ガキ狩りが行われるのである。こうして政府軍の一員となった子供が、親の側を撃ち殺すという、残酷な構図を生み出すのだった。

 村の小学校に通い、放課後を友人と遊び、家の手伝いもするチャバの日常にも銃撃が飛び交っていた。夕飯を食べていたら襲撃されるし、それはまさしく予測不能。いつ命を落とすか、明日をも見えない日々の繰り返しだった。
 
 それでも、政府軍の手をうまく逃れ、小さな恋にも落ちたチャバ。夜のホタルも観に行ったし、友人たちと川遊びも楽しんでいた。しかし、チャバにも刻一刻と12歳の誕生日が迫っていた。母親の弟、叔父さんは、徴兵前に逃げろと言う!彼の唄ってくれた「ダンボールの唄」は、闘争労働者の悲哀をメランコリックなメロディーに乗せた曲で、幼心のチャバの心にも浸透していく。作品の中でも、随所に使われている。

 この作品は、瑞々しい少年の日常に忍び寄る恐怖を描くことで、悲惨な現実を強調し、戦争とは何かを伝えている。難しく考えるというよりは、ありのままを感じ取ればいいのだろう。

 同じ国の人間同士が、奪う者と奪われる者とに別れ、平和な暮らしは許されず、まわりの人も物も環境も、一切合財が奪われていくということの不条理を淡々と描いている。

 少年役チャバを演じたカルロスくんの演技がすばらしい。母性本能をくすぐるキラキラした瞳の元気な少年だ。恋人の住む家の窓に向かって、歓喜求愛の唄とダンスを見せるシーンがあるが、抱きしめてしまいたいくらいキュートである。

 一方、ポスターヴィジュアルにもなっている銃を突きつけられ連行されるシーンの違和感といったらない。

 ちなみに、この内戦は、終結してから15年経過するが、日本政府やアメリカ政府も悪名高き政府軍に援助をしていたという、暗い過去の関係がある。とっても複雑である。それがまた、文部科学省特別選定作品なのだから、皮肉なことである。

 さて、エンタメ度という点では、『メッセージ・イン・アボトル』のルイス・マンドーキ監督なので、リアルスタイルを活かしつつも、きちんとドラマを構築。クライマックスに向かい、情動走らせる演出でブイブイ言わせている。序盤は、どうしても村の日常を描くため、少々面白みにかけるが、中盤以降は緊張感が高まり、スピード感がついてくる。最後は…、救いの中にも、虚しさが全開だ。

 世の中って問題だらけなんだ。ふう。

 アカデミー賞外国語作品賞のノミネートには遠いが、力はある。
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1月よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開
配給:アルバトロス・フィルム
■公式サイト
http://www.innocent-voice.com/

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November 02, 2005

チェオクの剣

11月3日夜10時から NHK-BS2で
人気韓流ドラマがスタート!
ハ・ジウォンの勇姿がまぶしい!!

damo

原題:茶母(タモ)

 これで、ハ・ジウォンのファンが日本にも増えることだろう。それほどまでに魅力的に描かれた武侠系のドラマがスタートする。

 放送1分前まで撮影編集がされていることも日常茶飯事の韓国ドラマ界にあって、じっくりと作られた珍しい作品。以前から韓国エンタメ通の間でも、日本での放映を待望する声が多くあり、チャングム最終話の終了後にして、いよいよコチラの登場ということになる。全14話という短さもありがたい。06年春までの放映だ。

■公式ガイドブック!
 

 大まかな物語…それは朝鮮王朝時代のこと。現在の警察にあたる捕盗庁のお茶汲み(茶母)として下働きをしながら、極秘捜査で活躍する一人の勇敢な女性がいた。彼女はチェオクといい、聡明かつ武術にも優れ、難解な事件を解決していくのだった。その一方、二人の全く違ったタイプの男性たちの愛の狭間で揺れながら、懸命に生きていく。

 ■本日は何位?チェオク!
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■公式サイト NHK-BS2
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/tamo/

■徹底ガイド


■ロケ地観光
ドラマの主な撮影地

■サウンドトラック(日本版)


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オリバー・ツイスト

ただただ美しい英国少年俳優
バーニーくんとその他もろもろが必見!

※レビュー(鑑賞済:東京国際映画祭@渋谷)

 愕然とした。試写の案内を整理していたら、ほぼ毎日1~2本は観ないと消化できないことが判明。いつ原稿を書けばいいのだろうか。試写のない週末にしかまとまった時間がとれない情勢である。

 つーか、11月2日の今日はとんでもないくらい最終試写が集中。なのに、別取材やら原稿やら校了やらにて、行けやしません。

 今週末は、某社某作品の試写の約束もしてしまい、這いつくばってでも行かないとヤバイ状況だ。

 oliver_twist_ver3

 さて、ロマン・ポランスキー監督の新作『オリバー・ツイスト』なんである。「こちとら自腹じゃ」にて東京国際映画祭で鑑賞した。取材仕事は抜きってことで。
 
 舞台挨拶に立ったバーニー・クラーク君の美少年ぶりがまぶしい。ゲストの神木君と舞台上で並んだが…やっぱバーニー君でしょう。

 作品のほうは…イマイチでやんした。

 予告編の出来が最高にいいです。

 中盤までは見どころもあり、ハラハラもあり、ステキなんですが。

 終盤は犯人逮捕劇へポイントが移り、オリバーがどうでもよくなってしまったドリフ状態。ずうっと脇に回ってしまいました。

 「オリバーの人生~幼少時代」を総括するような、大団円という風には集約していませんでした。よって、なんだか消化不良な作品になってしまいました。

 ポランスキーだからって、おすぎさんが応援しているからって…。

 ま、きっと大作&傑作感を出すのに必死なのでしょう。 

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オリバーツイスト - 映画

2006年正月第二弾 日比谷スカラ座他全国ロードショー!
配給:東芝エンタテインメント
■公式サイト
http://www.olivertwist.jp/

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September 14, 2005

トラベルムービー プロローグ

スクリーンから始まる旅。
旅が生む新しいストーリー

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 アジア最大の旅行フェア「JATA世界旅行博2005」が9月22~24日の3日間(一般公開日23・24日)開催される。

 これに併せて9月19日に発行される、JATA世界旅行博臨時特別記念号『大人のトラベル・スタイルBOOK 2005』で、わが国で史上初となる「トラベルムービー」特集を企画し、記事にしてみた。

 最近では、映画サイトの懸賞でも、ロケ地やゆかりの地への旅行をグランプリ賞品にすることが多いし、もちろん映画製作国の観光局とのコラボ企画というのもある。また、海外旅行へ行く人というのは、流行情報に敏感で、映画やステージ、遊び全般のエンターテイメントにも積極的な行動をしている場合が多い。

 こうした背景を考慮しながら、公開中の作品から今後公開される話題作まで、膨大な作品を調べて選出。試写が間に合ったものもあったが、試写できず仕舞いというもの多数。なかなか時間が取れないなかでも、それなりに観るべき作品を選んで紹介している。

 熱心にご協力いただいた映画関係者の皆様には、この場を借りてお礼を申し上げたい。また、そこそこに協力していただいたディズニー系のB社(友人が関連社にいるので)、U社、中国系映画の宣伝担当L社などもあったが、まあそれはそれで「良し」としよう。

 さて、本題である。世界450万部を誇る旅行スタイル誌『コンデナストトラベラー』9月号にて旅行映画トップ50が特集記事を掲載した。偶然ではない。トラベルムービーは、旅行を楽しむための、また映画を楽しむために一つのカテゴリーとして浸透していくだろう。これははじまりである。

 今月は、このトラベルムービーを特集していく予定だ。お楽しみに…。

『大人のトラベル・スタイル BOOK』 特集内紹介作品
■映画と旅スタイル
 ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女
 南極物語
 銀河ヒッチハイク・ガイド
 ファンタスティック・フォー
 ルパン
 ヴェニスの商人
 PROMISE
 トゥルーへの手紙
 アワーミュージック
 ランド・オブ・プレンティ
 ほか
■世界各国最新作ラインナップ
 @アメリカ
 シンデレラマン
 エリザベスタウン
 SAYURI
 プロデューサーズ
 そして、ひと粒のひかり
 @ヨーロッパ
 ドイツ:青い棘
 イギリス:Jの悲劇
 イギリス:ミリオンズ
 フランス:真夜中のピアニスト
 イラン・イラク:亀も空を飛ぶ
 @アジア
 中国:単騎、千里を走る
 香港:セブンソード
 タイ:ビューティフルボーイ
 タイ:風の前奏曲
 韓国:親切なクムジャさん
 韓国:四月の雪
 韓国:ARAHAN-アラハン
 韓国:私の頭の中の消しゴム

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September 10, 2005

春秋ツギハギ

モダニズムを超えて、
旅は、方言を交換していくもの

…インタビュー:インテリアデザイナー、春秋代表 杉本貴志氏

 9月18日放送のテレビ東京「ソロモンの王宮」で知った人も多いかと思うが、世界各地で話題のレストランや、ハイアット、シャングリ・ラなどのインテリアデザインを手掛ける杉本氏。都内で展開する新和食空間「春秋」の新店が9月に日比谷でオープン。マスコミ向けレセプションに参加させていただいた。

 これまでにも、熊谷喜八氏、中島武氏、杉本氏のところから出たエイジの佐藤一郎氏などから話を伺っているが、今年は杉本氏率いる「スーパーポテト」デザインのホテルやレストランの記事担当が多いことから、この度、旅や食を切り口にして、杉本氏ご本人から話を伺うことにした。


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 今年20周年を迎えた、杉本貴志氏が手がける新和食「春秋」の、これまでの集大成ともいえる斬新な店である。個室や座席ごとに全く表情の異なる、世界各地の伝統建材や多分野クリエーターらの個性を尊重したツギハギ手法のデザインを採用。異質な要素が出会い融合する空間の中で、日本各地から集められた有機野菜、肉や魚、米など、吟味を重ねて選んだ季節の食材をおいしさそのままに提供する。ランチ3500円~、ディナー6800円~コースを用意。1階には、気軽に利用できるカフェとワインバルになっている。
【DATA】
営業:ランチ11:30~14:30(LO14:00)、ディナー17:00~23:00(LO22:00)
休日:無休
所在地:東京都千代田区有楽町1-1-1 日本生命ビルB1F/1F
℡:03-3595-0511
URL:www.shunju.com


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スーパーポテト
インテリアデザイナー杉本貴志さんに聞く!


「はじまりはヨーロッパ旅行」

大学を卒業して24歳の時にヨーロッパ各地を回ったのが初めての海外旅行です。当時は憧れもあったし、ヨーロッパ・デザインが主流だったので、自然な成り行きでした。時代は70年代初頭のヒッピー文化が盛んな頃で、現地の若い人と行動をともにしたり、あそこのレストランが安いとか色々な情報交換することもありました。3ヶ月間のユーレールバスを使って回り、駅で寝たり汽車で寝たりもしましたね。小田実の『何でもみてやろう』の一日1ドルじゃないけれど、それくらいの予算で過ごせた時代でした。
 
 実は、大学では金工科専攻。雑誌や本でその当時の最新デザインに触れていたんです。既に北欧デザインは完成していて、イタリアではラディカリズムのスーパースタジオやカッテオリなどが隆盛を極めていました。ですから、イタリアに行った時もそれほど違和感がなかった。様々なデザインを実際に体験して、いろいろと吸収できましたね。

「自分の中に根付いているものを形に」

 帰国後は、26歳位から仕事を始めて、イタリアのデザインに影響を受けたものを発表していました。けれど、しっくりこない部分があったんです。確かに、イタリアは食事が口に合うし、おいしいのでほっとする、好きな国の一つです。当たり前のことですが、イタリアの人は毎日イタリア料理を食べる。一方で、自分自身は日頃から新宿ゴールデン街とか2丁目で飲んだり食べたりして、それはそれで楽しい。

 そんなことを感じていて、30歳位の時に縁があって居酒屋のデザインをすることになった。初めての居酒屋だったので、何もかもが試行錯誤の連続でした。それから徐々に、陶器、着物などの日本の伝統工芸にも関心を寄せるようになっていった。丁度、高度成長が始まった時期でもあり、日本が現代化していく中で「伝統文化」を考えることが、自分自身の課題にもなった。そして追求すればするほど海外での仕事も増えていったんです。

「モダニズムを超えるローカル性」

 かつてのデザインはモダニズムを志向していた時代があり、世界の共通言語を目指していた。今現在では、それぞれの地域で生まれた考え方や文化思想が、様々な場所で出会うといった交流のほうが重要になってきています。海外へ行く日本人は年間約1800万人にも上っていて、私も学生たちとゼミ旅行を毎年アジアで実施していますが、10万円もあればすぐに行けてしまう。

 だからこそ、海外に行くだけではなく、現地で体験して感じた何かを持ち帰り、それと同時に現地でも発信することが必要なんですよね。モダニズム以降の新しい概念の枠組みが必要となっていて、それが方言(地域性)にあると思うんです。

「現地の友達を作ることが大事」

 訪問先で最もなじみ深いのはシンガポールです。最近はソウルが多くて、バンコク、ハノイなどへも行きます。あと、バリには家を持っています。バリは、アマンやタンジュン・サリも泊まりましたけれど、どこも心地いいですね。一元論に絞っていく日本の考え方と違っていて、多元的な文化思想がデザインに表現されているので、気付かされることも多くあります。

 さすがに旅に対する高揚感は、60を迎えて少なくなりましたけれど、現地の人たちとの交流は深くなっていますね。付き合う中で、たくさん教えられたりすることがあります。
食べることも好きなので、現地に仲間がいるということは非常に心強い。高くて豪華な店を選ぶわけではなく、おいしい店を探してもらってそこに行きます。最近の上海では四川料理の店を3軒回りました。すごく辛いけれどおいしい。「料理は格闘だな」なんて思いましたね。

 この度オープンした「春秋ツギハギ」の内装では、インドネシアのスラウェシ島奥地のトラジャから家屋を解体して運んできました。これも交流を通じて依頼があり、実現したものなんです。
今後の方向性としては色々ありますけれど、過剰なものを排除した、1泊1~2万円くらいの設定の「無印ホテル」のようなものを作るとか、全体的にレベルが低下している日本のフードカルチャーを東京近郊から深耕していきたいですね。

【杉本貴志プロフィール】
・1945年 東京生まれ。
・1968年 東京藝術大学 美術学部卒業
・1973年 株式会社スーパーポテト設立 代表取締役
・1992年 武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 教授

■受賞歴
1985年 84年毎日デザイン賞受賞
1985年 85年インテリア設計協会賞受賞
1986年 85年毎日デザイン賞受賞
2001年 Restaurant Design of the Year 受賞

■国内外の商業空間のデザインを数多く手掛ける。主な仕事に、「春秋」、「ジパング」、「響」、「分とく山」などの内装デザイン、「無印良品」の店舗設計、「グランドハイアット東京」(和食レストラン、スパ、教会、神式場)などのホテルの内装設計、新宿駅「SHUN KAN」の環境計画総合プロデュースなどがある。また近年は、「グランド ハイアット シンガポール“Mezza9”」をはじめ、「アイランド・シャングリ・ラ香港“Café Too”」、レストラン「ZUMA」(ロンドン)など、世界各都市のレストランのデザイン手掛け、近作の「パーク ハイアット ソウル」ではホテル全館のデザインを担当し、海外へ活動の場を広げている。

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August 13, 2005

トゥルーへの手紙

写真家ブルース・ウェバーが
愛犬への手紙を通じて描く、
平安へのパーソナルな想い、祈り

※レビュー

 「戦争は終わる、あなたが望むなら…」。
 世界中が震撼した9月11日、セプテンバーイレブン。その時、撮影旅行に出ていた写真家ブルース・ウェバーが、ニューヨーク、ワールドトレードセンターに程近い自宅に残してきた4匹の愛犬の末っ子トゥルーへの心配と、親しい友人らへの思慕をあたかも手紙を送るかのように綴ったシネ・エッセイ。時に恐ろしい現実を露呈する現代を生きるための、勇気と希望を与えてくれる魂の映画がここに誕生した。

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彼らと広大な海で泳いだこと。

それはもう二度とやって来ないかもしれない瞬間。

人生のあらゆる瞬間につなげたいと願う、かけがえのない瞬間。

なにも当たり前と思うことなく...

    ブルース・ウェバー


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 ばっさばっさと映画をレビュー斬りをしたいのだが、秋冬に公開される作品紹介の仕事が絡んでいて、そうもできない近頃。関係者試写もできたりできなかったりで、「あー間に合わない!次回の試写にしよう!」。で、次回次回の連続で、最終試写とかになっている始末。というか、大阪、北京取材で日本を離れていたというものあります。

 この作品も、8月末の最終試写日の時間ぎりぎりに駆けつけると、満席にて撃沈。それだけ、注目度が高いってことが判明したのが、せめてもの収穫と言えるでしょう。ブルータスでも特集したからねえ…仕方がないので、追加試写に行くことに…の計画も結局頓挫した。

 ブルース・ウェバーは、学生のころに名写真集『リオ・デ・ジャネイロ』が欲しくて、しかし、金がなくて入手できなかった苦い思い出を持つ、個人的にもずーっと追い続けている写真家。大学の図書館でひそかに閲覧していたのだが、パクりたい衝動を抑えるのに大変だった。

 金めぐりがよくなった社会人となった時分には、やはり絶版になってしまい、海外出張先の書店で探しまくっても見つからず、友人の洋書ディーラーも「まず出回らないよね、あの写真集は」と、追い討ち。
 それ以降の写真集は、もちろん持っております。 

 つーことで、ムダ口を散々叩いた後ですが、ようやっと10月1日に劇場で鑑賞した。

 「シネ・エッセイ」スタイルというものに慣れていない方はきっと、ウトウトしてしまうことだろう。正直、座席左右の御方は、スヤスヤと平和な時間を過ごしておられた。ブルース・ウェバーへの関心・知識なしに鑑賞されるなら、かなりご用心だ。

 この作品は、平和への想い、願い、祈りをブルース・ウェバーが散文的に綴った作品であって、平和を象徴する存在として友人(犬)たちのピースフルな映像、モノローグ、犬が登場する戦争映画の一部、差別問題、思いやる心や生命への愛おしさなどのイメージが、つれづれに織り込まれるのであった。

 平和な生活がどんなに脆く、誰がそれを脅かしているのか?何に原因があるのか? ウェバーは彼の仕事を通して見えた世界や心のピン刺しで留めた記憶を、スクリーンに提出する。

 映画からわかるのは、ファッション・フォトグラファーとして長年活躍する彼、ウェバーの生き方がすごくシンプルだということ。彼はモノではなく、人や友人、場所や環境といった関係を大事にしていることがすごくよくわかる。

 なぜ、ウェバーの写真作品の対象(被写体)となる人や者が魅力的な光を放つのか、…この映画からおぼろげに知ることができるだろう。

 おそらく、「カフェのモニターでついつい観た」くらいが、実際にはちょうどいい作品なのかもしれない。

 ところで、どうして今、平和の映画なんだろう?
 「トゥルーへの手紙」、「アワーミュージック」、「ランド・オブ・プレンティ」の一連の作品を鑑賞して感じたことは、戦争は終わっていない。そして誰の傷も、まったく癒えてはないのだ


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10月1日、渋谷シネマライズ他全国順次公開予定
配給:キネティック
■公式サイト
http://www.excite.co.jp/cinema/special/alettertotrue/今秋、渋谷のシネマライズにて公開(公式公開日は、まもなく発表されます)
写真展も、9月16日~青山の紀伊国屋跡地で開催されますので、チェックしてみてください。


 

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July 09, 2005

アワーミュージック

「世界に鳴り響く不協和音が、
美しいハーモニーを奏でるのはいつだろう」
ゴダール自身が、サラエボの旅を通じて、
祈りに満ちた浄化世界を瑞々しく描き出す

 06年3月18日よりアンコール上映決定しました!詳細はこちら!
 ※トラベルムービー レビュー(試写済)

 「ゴダールの映画って難しくて…」というフレーズの歌もあるくらい、フランス映画ヌーヴェル・バーグの巨匠として有名なジャン=リュック・ゴダール。名前を聞いたことぐらいはあるのではないのだろうか。

 『勝手にしやがれ』、『気狂いピエロ』などの斬新な撮影・編集・演出スタイルに、学生時代、その洗礼を受けた映画制作者は多いことだろう。後々には、おしゃれカルチャーの文脈でも堂々と語られることになり、アートピープウの間の知識アイテムにもなりました。いまでも当時の復刻ポスターが人気ですよね。

 さて、そのゴダールの新作がこの秋に公開される&仕事のための準備もあり、早速試写してきました。原題はフランス語『ノートル・ムジーク(私たちの音楽)』。

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 舞台はサラエボ。それどこの国にあっただっけ?ボスニア・ヘルツェゴビナという国です。
 どこらへんにある? えーっとイタリアとは、アドリア海を挟んで向かい側の土地の一部にあります。
 1992年のボスニア紛争が有名らしいのですが、国際情勢に疎かったお気楽な私は当時を覚えておりません。  旧ユーゴ連邦の崩壊によって、ボスニアとして独立を目指しましたが、3つの民族間で覇権争いが起こりました。それによって3年間争いが続き、死者20万人という欧州最悪の被害を残した紛争です。事情はもっと複雑ですが、簡単には、そういう感じです。これでいいのか?

 まあ、それほど難しく考えることはありません。 

 今回の作品では、ゴダール自身が登場。ご本人が、ブックフェアの講演のために、政情安定へ向かいつつある今(2004年?)のサラエボへ旅立つのです。そこで見える街の風景、聞こえる音、出会う人、そして民族のイメージ、紛争の記憶が、ゴダールの旅のリアルな物語として構築されていきます。

 その軸となるのが、微力な存在でありながら、矛盾がはびこる世界を動かそうとする女子学生オルガとの出会い。しかし、ゴダールとの出会いの物語そのものは、何気なく終わります。一人の女子学生の心を動かしたのは、ゴダール本人との出会いではなく、彼の言葉やイマ-ジュとの出会い。彼女が求めていたものが、そこにはあったのかもしれません。強い思いが、その時、確信に変わったのでしょう。

 この旅は何事もなく終わり、ゴダールは日常に戻ります。そこに知らせが舞い込みます。この旅の物語は、ゴダールだけのものではなく、オルガのものでもあったことを我々は気づかされるのです。その知らせとは…。

 映画と現実の戦争シーンのモンタージュからなる1章、ゴダールがサラエボへの旅を描く2章、オルガの平安の世界を描く3章。2章から始まる旅の物語は、淡々と進みながら、静かに心をゆさぶり、いつまでも残像を映し出します。

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 日常との続きにある小さな美しい世界こそ、我々の願う「天国」だということ。サラエボを知らなくても、我々はそこに立ち、居合わせ、やがてオルガが輝きを放つ、「天上の時間」を見ることになるでしょう。しかし、それは彼女が地上に夢見ていた世界だったはずなのです

 今を生きる私たちの音楽。それは果たしてハーモニーを奏でているのでしょうか?

 
10月15日公開、日比谷シャンテシネにて。
配給:プレノンアッシュ

■公式サイト
http://www.godard.jp/

■ボスニア・ヘルツェゴビナについて(外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/bosnia_h/index.html

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April 23, 2005

「コリア映画祭」 イン愛知万博

大型の韓国映画祭が愛知万博でまもなく!
日本初公開作6作を含める全30作品が!
そのほか劇場未公開8作!未ビデオ化6作!

 ※中部の方!チケット購入を急げ!

 『愛・地球博』本会場で、韓国ナショナルデーに設定された5月11日から、万博ささしまサテライト会場で新・旧全30作品を集めたコリア映画祭を開催します。これは『愛・地球博パートナーシップ事業』の一環として企画されたものですが、新作を含めた映画祭としては、史上最大の規模となります。
 期間は5月11日~22日の12日間、韓国映画ファンにとっては見逃せないイベントとなるでしょう。


【特別招待作品】
●オープニング作品
『力道山』 日本初 
出演:ソル・ギョング、中谷美紀、藤竜也、萩原聖人ほか 
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 

●クロージング作品
『S O M E』 日本初 
出演:コ・ス ※韓国人気俳優第三世代のトップを走るコ・ス主演。「グリーンローズ」で人気

●『初恋のアルバム~人魚姫のいた島~(原題:人魚姫)』 西日本初 
出演:チョン・ドヨンほか 配給:タキコーポレーション 
※本年度ゆうばり国際ファンタスティック映画祭グランプリ作品

●『マリといた夏(原題:マリ物語)』 西日本初 
声の出演:イ・ビョンホン、アン・ソンギ 配給:アルゴ・ピクチャーズ 
※アニメ界最高峰のアヌシー国際映画祭グランプリ。声の出演にイ・ビョンホン。

●『アリラン2003』 日本初
1926年製作幻の名作を完全リメイク。韓国・北朝鮮同時公開の話題作!

【劇場未公開作品】
『私の彼のロマンス』、『A Smile/微笑』、『おもしろい映画』ほか

【韓流の原点】
(未ビデオ化) 『下女』、『神さまこんにちは』 、『チルスとマンス』、『眠る男』ほか

期間:5月11日(水)~22日(日) 
場所:109シネマズ名古屋 愛・地球博 ささしまサテライト会場
    De La Fantasia内 ラ・バーモささしま2F


■公式サイト
 http://www.korea-festa.jp/

■チケットぴあ コリアフェスタ 「コリア映画祭」サイト:名古屋&中部地区の皆さん急げ!
 http://t.pia.co.jp/promo/cinema/koreafes.jsp
 
■開催データ
主催:コリアフェスタ実行委員会
運営協力:KNTV、東急レクリエーション
後援:国際交流基金、駐日韓国大使館文化院、KOTRA、韓国観光公社
提携協力:2005年日本国際博覧会協会

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April 15, 2005

海を飛ぶ夢

重たいテーマだが、軽やか&さわやか。
「尊厳死」を望む不遇な男の
飛翔する心を描いたマスターピース!かも

 ※レビュー

 韓流シネマフェスで上映された、チェ・ジウ主演の『ピアノを弾く大統領』を観に行ったんですが、なんだか消化不良な作品で、韓流ゲホホカテゴリーの映画でした。
 それよりも、当ブログでは全くレビューを書いていない『鉄人28号』、『レーシング・ストライプス』の2作品が、15日は最終上映日ということで、チケット屋さんで100円に下落!みじめ興行ですねえ…。
 試写のご案内がいただけない作品、ブレイク?未満(コアファンを掴めない)作品、タイミングが合わない作品は徹底的にムシさせていただいております!悪しからず。

 ムダ話はここまで。さて、レビューをすっかり忘れていたなあ、この作品。本日4月16日公開である。本年度アカデミー賞外国語映画賞、ゴルデン・グローブ賞最優秀外国語映画賞の2冠を制した、話題のスペイン映画。『アザーズ』、『オープン・ユア・アイズ』のアレハンドロ・アメナーバル監督の新作だが、過去の作品とは趣を変えたヒューマン・ドラマとなっている。テーマは「尊厳死」でドーンと重たいことになっている。

 船乗りだったラモン・サンペドロ(ハビエル・バルデム)は、若き青年時代、海で事故に会い、寝たきりの生活を送ることになった。ベッドの上での不自由な生活を強いられてきたラモン。家族の協力によって、20数年もの間これを続けてきた彼は、自分の人生には尊厳がないと考える。そして尊厳死を望む。彼の考えを尊重し、協力しようとする者、逆に批判をし、阻止しようとする者。「生命と死」を巡って、悲喜こもごものエピソードが綴られていく…。そして…。

 “完璧”のひとこと。
 アレハンドロ監督の才能が余すことなく発揮された作品である。「尊厳死」という重厚なテーマが底流にありながらも、ラモンや彼を取り巻く人々には明るく暖かい雰囲気が満ち、「死を望む」ラモン自身も絶望していない。ラモン自身は逆に「生に絶望している」のであり、「死」は必然のものだと考えている。この映画は、「尊厳死」を選ぶ者の境遇や心のありよう、考え方をしっかり描ききったといえるだろう。

 とにかく、ラモンのイマジネーションに及ぶ映像表現がすばらしい。ベッドから離れられない彼の、想像に心羽ばたかせるようすが、「失われない自由」を映し出す。彼の家族も、彼に協力する団体や弁護士たちも、愛おしい人たちばかりだ。近年まれに見るすばらしい登場人物の造形と、その輪郭を明確にするキャスティングが実現している。

 映画終盤。ラモンがいよいよ「実行」のために、長年過ごした家を離れるとき。バンに乗せられたラモンを見送り、別るときに、兄や義姉、その息子らは気付くのだ。介護を通して「救われていた」のは自分自身だったということを。そして愛しいものを失う悲しみを知るのだ。

 人間には、生きる権利があるならば、死ぬ権利もある。生命は尊いものだが、「自由という未来を失ったものにとって」生きることは義務ではないのではないか?ラモンはそう問う。「尊厳死」の捉え方には、もちろん賛否両論の議論があるだろう。

 しかし、アレハンドロ監督は、あえてそこから始めたかったのだ。心が、魂が羽ばたくこの作品で、誰にでも起こりうる問題をぽっと世界中に投げかけてみたのだ。ときにユーモラスに、ときに真顔になって。

 実話であり、ラモン・サンペドロの手記「LETTERS FROM HELL」の映画化である。ちなみに試写場内からはすすり泣きが聞こえてきたが、ワタクシは至って冷静でした。はい。


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■公式サイト
http://umi.eigafan.com/

 配給は、昨年後半はあんまり作品に恵まれていなかった東宝東和さん。今年は『香港国際警察』に続いて、こちらの『海を飛ぶ夢』配給で、かなり業績は上向きに?(ヨカッタネ)。しかし、今回は宣伝が地味で、前評判作りに失敗しているなー。テレビ東京さん、もうちとバックアップしてあげてね!


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April 14, 2005

シルク・ドゥ・ソレイユが遂に日本進出!

08年、東京ディズニーリゾートに
世界唯一の「シルク」オリジナルショーが
登場します!驚嘆&歓喜!

 アメイジング!というか、うれしいニュースが飛び込んできました。

 「日本にレジデンスショーがあってもいいのに…」と、言い続けて早3年。いや5年かな?ワタクシめも、ラスベガス『O(オー)』やオーランド(ダウンタウンディズニー)『ラ・ヌーバ』など、海外でも幾つかのショーを観ている『シルク・ドゥ・ソレイユ』。もちろん『サルティンバンコ』とか『キダム』とかのツアーショーで日本でもおなじみですね。カナダ・モントリオールを拠点にする芸術性の高いサーカス集団です。

 現在は、『アレグリア2』が国内地方公演を行っており、秋には東京で再公演も予定されています。が、なんとこの度、日本レジデンスショーが、東京、それも東京ディズニーリゾートで2008年からスタートすることが決定。このほど、シルク・ドゥ・ソレイユとオリエンタルランドの間で合意に至りました。

 世界各国を巡回するツアーショーに対してレジデンスショーは、全くのオリジナル。世界中で、そこでしか観ることのできないステージとなるわけです。もちろん、毎回ステージ関係者を驚かせてくれる大胆な可変式ステージ(オーで使用された変動プールステージはまさに世紀の発明でしょう)など、そのショー専用の劇場が建設されるわけで、全くのオンリーワンのステージが東京ディズニーリゾートに誕生することになるのです。

 これは、北米以外では世界初のレジデンスステージ&ショーとなり、『オー』がそうであったように、このショーを見るだけのために、世界中からファンがやってくることでしょう。今回新しく建設される劇場は、2000席のキャパシティが予定されています。

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↑4月5日、カナダでプレス向け内覧ショーを開催した
新作ツアーショー『Corteo』は、4月21日からスタート

 
 シルク・ドゥ・ソレイユは、まもなく久々の新ツアーショー『Corteo(コルテオ)』がカナダ・モントリオールからスタート。ラスベガスでも昨年末に新作『KA』をスタートし、『ビートルズ』ショーも同じラスベガスで準備中です。

 一方、今年9月12日には『香港ディズニーランド』がオープンしますが、内容的には東京ディズニーランドの基本的なアトラクションが揃う程度となっていますので、コアなディズニー・テーマパークファン以外は、それほど気にすることもないと思っております。(これもいち早くお知らせしましたネ)。

 近い未来の東京(日本)は、2007~08年に再び大型開発プロジェクトの工事が完了し、国際高級ホテルや数多くのブランド店の進出オープンが予定されています。現在推進中の、我が国の国家的な訪日旅行プロジェクト『ようこそジャパン』と連動して、国際エンターテインメント・シティへ生まれ変わることになるのでしょう。(というか、生き延びる道ですね)

 昨年末から開始した当ブログは、こうした未来の「ブレイク?」ネタをこれからもお伝えする予定です。

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※この記事はシルク・ドゥ・ソレイユによる最新プレスリリースをベースに作成されています。


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April 03, 2005

バッド・エデュケーション

恋は盲目、愛は献身、そして孤独。
絆、偽り、欲望…複雑な要素を重ねた、
フツーに見える天才的演出がお見事です

 ※レビュー

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 ムダ話から。えーっと、オークションで現在イ・ビョンホンの『甘い人生』のジャパンプレミア2列目のチケットが35万円(4月3日2:40現在)ですよ!こういうのってアリ?とんでもなくすごいです。間違いなく芸能ニュースの話題になるでしょうね。最終的には40万円程度で落札となるのでは?恐るべし韓流ビョンビョンタイフーンです。

 さて、『バッド・エデュケーション』ですが、直訳で「ひどい教育」かな。ご自身ゲイであることを公言してはばからない、ペドロ・アルモドバル監督の半自伝的映画です。もちろん新作。簡単に言うと、「私が少年時代に興味を抱いた、親友との愛の物語。その後の彼と今の私」を描いた作品です。

 究極の恋愛『トーク・トゥ・ハー』、母親であり女の物語『オール・アバウト・マイマザー』など、彼のセクシャリティが幸いしているのか、情熱的な視点と醒めた感覚をバランスよく表現しています。スペイン映画界の国際的実力派。で、映像センスも冴えており、それなりにファッショナブル。そこんところ配給のギャガさんはよくご存知なようで、ゴウジャスな雰囲気の日本版ヴィジュアルを用意されています。宣伝コラボもアバハウスとかCA4LAとかファッション系だもんね。変わったところでゲイ雑誌読者向けに試写会招待状も分配されていて、そつなーい。
 そんなこともあって、いつもよりもおキャンな作品かなーと思っていたら、ずいぶんとシリアスでした。

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 時代は1980年。若くして成功した映画監督エンリケを訪ねてきたイグナシオとの突然の再会から物語は始まる。イグナシオは、エンリケが少年時代を過ごした神学校寄宿舎時代の親友だった。「映画に出演したい」と自ら脚本を持参したイグナシオだったが、少年時代の面影はなく、戸惑いと疑いを隠せないエンリケ。
 しかし、お互いが知る2人の仲を引き裂いた「神学校での事件」を題材にした脚本に、エンリケは興味をそそられる。やがて映画製作を決意したエンリケだったが、物語の背後にある事実(過去)を検証していくうちに、そこにはまた別の事実(秘密)が隠されていることを知るのだった…。

 脚本に記述された過去を映像で見せていく前半、秘密が暴かれ事実が浮かび上がる中盤、そしてもう一つの視点が暴く事実と、さすが熟練監督のなせる技というか、非常によくできた構成です。同性愛描写もニュアンス的な表現に押さえ、一般作品では「ここまで」というツボを抑えています。
 
 劇中劇が巧妙に採用されており、現実世界との差異を明確に表していく後半は、意外な展開へ進んでいきます。「どこで結末を迎えるのか?」、物語の行方に思わず身を乗り出すことでしょう。圧倒的にうまいです。ペドロさんは。

 また、少年時代を演じた子役が美少年そのもの。青年イグナシオンの女装姿で演じるキッチュッさも、あえて見せている演出意図にも脱帽しました。

 この映画がスゴイのは、少年たちを除いて、どの登場人物も「心が触れ合っていない」ということ。同じ時間を共有したというのに、人の孤独が放置されたままで、終わりを迎えます。なんだか空虚~。

 …作品的には熱狂できる内容ではなく、人気大爆発とはならないと思いますが、映画としての見ごたえはあるでしょう。ゲイ青年の魅惑的なムードも楽しめるかな???

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 観るか?…調子がよければ
 ブレイク?採点…74点(局所的に)

4月9日公開、テアトル タイムズスクエア、銀座テアトルシネマほかにて
■公式サイト
日本:http://www.gaga.ne.jp/badeducation/
アメリカ:http://www.sonyclassics.com/badeducation/

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March 12, 2005

東京エンターテインメントMAP2005

東京遊びの未来形を知る、
待望の“エンタマ”(愛称)が3月14日発売!
毎年、売り切れてしまうのだ!!!

オレンジ色の表紙だよ~♪

zoukancover

 2005年今春以降は、一体何が東京にオープンし、話題を集めるのでしょう? と、そろそろ新年度のことが気になってきた時期ではないでしょうか?

 というわけで、“どこよりも早く詳しく”をモットーに毎年春に発売されている、東京の未来系エンタメ情報誌を紹介だああ!!

 その名は、『新東京ウォーカー増刊 東京エンターテインメントMAP2005』です。 最新スポット&ニューオープン、新路線、話題の映画(公開カレンダー)や音楽(注目ライブやアーティスト)、演劇、美術、デパート、公園など、東京&関東の最旬情報を網羅した一冊で、 マスコミ業界人も愛用する、最新エンターテインメントガイドとして知られています。

 エンタ施設&映画の初公開写真、立体&アイデアMAPで、いち早く知りたい!ネタを詳細に紹介しています。

 今年度版の内容は、青山同潤会アパート跡地に立つ「表参道ヒルズ」最新情報から、駅構内の改装工事が終わりITの拠点都市として新たな展開を見せる秋葉原まで、進化する東京738件の最新情報がまるわかり!

 さらに、「スター・ウォーズエピソード3」「宇宙戦争」「韓流」など注目の2005年公開作品128本も盛り込んだ読み応えたっぷりの超保存版!!です。

春休み、GWの遊びに使えそうなネタが満載です。
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■角川書店刊、580円。全国書店、コンビニ、駅売店などで発売。コンビニに並んでいたよ!

■出版元から即買う?:580円+200(送料)=780円!で入手可
https://wwws.kadokawa.co.jp/shop/mag/cart/list.php?tp=zoukan2

エンタメ雑誌!を即ゲット!

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January 30, 2005

コーカサスの白墨の輪

『セツアンの善人』以来6年ぶりに放つ
串田和美×松たか子による音楽劇

※初日レビューUPまもなく。

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 映画ネタで溢れかえっている当ブログだが、いちおう多ジャンルをチェックしている。が、レビューする気にならないものもある。鑑賞したばかりの杉田成道演出(『北の国から』)、窪塚俊介主演(『火火』&洋介の弟)の舞台『歩兵の本領』などは、新鮮なキャストと堅実な演出で、出来はまずまずだが、記述する気持ちが起こらない。すいません。

 さて、こちらはどうか?
 松たか子の実質的なデビュー舞台として話題をさらった、演出家・串田和美によるブレヒト作『セツアンの善人』(初演99年、再演01年)。この作品以来、今再びコンビ復活となるのが、ドイツの大劇作家・ブレヒトの音楽劇『コーカサスの白墨の輪』であり、共演には俳優・谷原章介、毬谷友子。衣裳はワダ・エミなど豪華キャスト&スタッフ陣が揃う! 帝国期のロシアを舞台に、「生みの親」と「育ての親」が争う、ご存知「大岡裁き」の物語を生演奏を交えて描く期待の一作である。

■世田谷パブリックシアターにて1月30日~2月20日

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January 19, 2005

映画 オペラ座の怪人


そつなく映画化された世紀のミュージカルは、
悲しくも美しい“不滅の愛”をパワフルに歌い上げる

               ※待望の映画レビュー

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海外航空券オープニングキャンペーン

 昨年11月下旬から、ブレイク?を予期して公式サイトを補完する形で映画『オペラ座の怪人』の話題を追ってきたわけだが、当ブログの先取り情報で、もはやプレミア化している特典「オペラ座の涙」や試写状を、読者の方は確実に手にしていただけただろうか。尋常ではない。サントラも本も、関連商品はネットショップでは在庫切れ続出のよう。1月25日には主要キャスト&スタッフ大勢の来日、26日のプレミアでは舞台挨拶はもちろん、出演者の生歌&生演奏(A.R.ウェバーが!!!)という、夢のような一夜になったのでした。というわけで、国内初登場は堂々の第2位。

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 さて、1月29日に満を持して公開されるミュージカル映画『オペラ座の怪人』について感想を書こう。ここ日本にも思入れたっぷりな「オペ怪フリーク」が多く、詳細に触れていたらキリがないが…。

 全国各地で公演された劇団四季版のミュージカルによって数多くのファンを持つだけではなく、ブロードウェイでも最長ロングラン、本家ロンドンでもハー・マジェスティシアターで公演が続けられている、世界中にファンを持つミュージカル作家アンドリュー・ロイド・ウェバーの世紀の名舞台の映画化である。

 ウェバー版映画「オペラ座の怪人」は、フランス第三共和制成立直前、1870年の華やかだったパリ・オペラ座を舞台に、音楽・舞台芸術の創造に情熱を傾ける人々の姿が描かれる。音楽の才能を持つエンジェル=怪人(ジェラルド・バトラー)と幼馴染みの男性ラウル(パトリック・ウィルソン)への想いに揺れる、プリマドンナの卵クリスティーヌ(エミリー・ロッサム)、不遇の運命を嘆き、狂人と化した男=怪人の物語を軸にして、究極かつ永遠の愛の誓いを重層的に描いたスペクタクル・ラブロマンスだ。ウェバーの本領とする、美しい叙情的なバラードやダイナミックな歌舞曲のすばらしさは、もはや語るまでもないだろう。

 時は1919年。第一次世界大戦が終結し、ヴェルサイユ講和条約が結ばれた年のこと。閉場となったオペラ座で、備品オークションが開催された。そこに集った人々はかつてこの劇場を支え、愛した年老いた人々だった。オークションの品々の紹介とともに、鮮やかに蘇える想い出…。そして目玉のシャンデリが披露されると同時に、物語は1870年に起こった一大事件、ロマンスへとめくるめく勢いで飛ぶのだった。

 導入は舞台と同じだが、映画では“怪人エピソード”をまったくの回想録として採用。オークションを中心にした1919年の場面がインタールードでタイミングよく挿入されている。また、怪人の幼少時代から続く“不遇の運命”、オペラ座の地下へ逃げ込んだ哀れな青年の姿が映画では描写される。怪人がとても不憫でならないです。

 クリスティーヌにしろ、ラウルにしろ、脇の人々の人物造形に深みが増しているのは、映画ならでは。舞台ではなんとなくぼやけているキャラクターの輪郭や性格が、比較的しっかりと描かれている。ある意味舞台版の役者のお手本となるだろう。また、シャンデリアをはじめ、もろもろのセットが豪華。衣裳もステキだ。贅を尽くしたオペラワールドが広がっている。NYメトロポリタンオペラで、またゼッフェレリ作品が観たいなあ(幕間にシャンパン飲みたいです)。

 もともとミュージカルなので歌唱シーンが多いが、映画もこれを違和感なく演出。出演者はミュージカルやメト(ロポリタンオペラ)の舞台経験者というだけあって、歌唱力もお見事!音楽に同調させたカット割、カメラワークも成功している。ただし、音楽自体はすばらしいがスピーカーのソリッドな音響だからだろうか、始終歌いっぱなし、演奏尽くしといった印象が残った。飽きないのはいいけれど、ちょっとうるさいかもしれない。また100人編成のオーケストラによる演奏を新録音したということだが、舞台で実演される生演奏に比べると迫力がやはり劣る。できれば音響のよい映画館でその深み(奥行き)を味わいたいところだ。

 舞台を見た者にとっては、大きなサプライズはない。(と思う)だが、十分に満足させてくれる内容に仕上がっている。映画から入った人はぜひ舞台を観てもらいたい。より多くの楽しみを見つけることができるだろう。そして知るだろう。なぜこの作品が愛されているのかを。

 この世は仮面舞踏会。世間体の、若さの、虚栄の、装飾の、仮面を剥いだ人間の姿は、なんとみじめで孤独なことだろう。だからこそ人は、恋に生き、愛に癒されたいのだ。輝きを失わない“不滅の愛”を切に願うのだ。

 …期待は裏切らない。観てくださーい。

opera3

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「オペラ座の怪人」パーフェクトガイド
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  …ようやく、手軽にいつでも楽しめるようになった「オペラ座の怪人」。感慨もひとしおである。 「オペラ座の怪人」、シルク・ド・ソレイユの「O(オー)」は、生きているうちに一度は観ておいたほうがいいと思う。

 映画版サントラは、まもなく入手したいと思っているが、個人的にはロンドンキャスト版が好きで、長年愛聴している。(四季版も悪くはないです)

※ところで、近々公開される本命の号泣映画は、「きみに読む物語」です。『オペラ座の怪人』を先に観ておきましょう。

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January 11, 2005

ビューティフル・ボーイ

強さと美しさを目指して
自分の道を生きるために“戦う”とき、
誰もが美しいボクサーになれるのだ

 ※05年9月26日、前記事「ビューティフル・ボクサー」更新。10月3日レビュー予定

↓1月11日記事

 おかまちゃんバレー軍団のサクセスストーリーを描いたコメディ映画『アタック・ナンバー・ハーフ』、続くホラー映画『アイ』、肉体派アクション映画『マッハ!』などが記憶に新しいタイ映画ですが、今年はさらにさらにタイ映画がおもしろくなりそう。柳楽優也主演の新作、タイでゾウ使いを目指した少年の実話映画『星になった少年』など、地味ながらもタイは今年のキーワードの一つになるでしょう。既にスマトラ沖地震のプーケット被害で、悲惨な知名度となっておりますが…合掌。

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 ってんで、注目映画がこれ。『ビューティフル・ボクサー』です。一世を風靡したおかまムエタイ選手、パリンヤーの自伝映画で、女性に憧れる一人の少年の生き方を描いた重厚なドラマ作品です。ベネチア映画祭に出品され、世界各国の映画祭で上映され、2005年1月からはアメリカでも公開。「グローブ、マニキュアの指、腹筋」という強烈なビジュアルを採用したポスターが、矛盾の狭間にある、苦悩や葛藤を想起させます。

 ノントゥムは故郷チェンマイのお祭りでリケーの美しさに憧れた。役者の控え室をのぞき見して、役者が落とした口紅を持ち帰ったノントゥムは、女装して両親を驚かせた。やがて出家したノントゥムですが、女性への憧れは募るばかり。仲間からのいじめもはじまった。そんな矢先、姉に連れられてムエタイを見に行ったが、相手を探していた選手に喧嘩を売られ、リングに上がる羽目に。しかし、タイミングのいい右回し蹴り一発で勝つ。

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 この事件以来、家族を助けるためムエタイで稼ぐと誓ったノントゥム。道場入りし、めきめきと実力をつけていく。やがて化粧をしてリングに上がると人気も急上昇となった。プロモーターも女子プロレスラーとの異種格闘技戦を組んだり、キワモノ企画で儲けようとやっきになる。強く強く、そして美しくなりたいノントゥムは、本当の女性になるために、リングで戦い続けたのだった…。

 映画は正攻法で、ノン・トゥムの成長と女性への憧れを淡々と描いていきます。そして圧倒的なムエタイの実力、つまり強さだけが、彼を挫折や危機、誹謗中傷から救い、支えていくのです。要となるムエタイのファイティングシーンも満載で、かなりの迫力。日本でもまずは映画祭で観られるのではないのでしょうか?
 
******************************************

 ということで、予想通りに日本公開が決定。10月15日いよいよ公開も迫り、試写してまいりました。

 ムーディな芸術作品というよりは、結構楽しく観れてしまうエンターテインメント作品としておすすめです。何せ、ムエタイを習得するトゥムの過程が描かれることから、ムキムキの男性少年の肉体があらゆる場面で炸裂。

 苦節何年の悲哀はそれほどなく、オカマとしていじめられつつも周囲には母や女の友人らの理解者がいたことが、少年の心を救ったことがわかります。

 ボクサーに女装というのもユニークで、「へえ」なんて感じでみることができます。巨漢レスラー井上京子の出演も見所で、ダイナミックなファイティングシーンの嵐です。

 タイ映画っておもしろい!そんな印象を抱くことでしょう。

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January 05, 2005

HAPPY NEW ENTA 2005

新年あけましておめでとうございます。

 編集長のosamuJAPANです。本ブログの開始からまだ2ヶ月弱ですが、皆様のおかげで一日平均1000アクセス達成となりました。今年も引き続き、内容を充実させていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 さて、2005年を迎え、ますます熾烈な戦いが繰り広げられそうな本年。エンタメ業界はおもしろいことになりそうです。
 映画を中心にしたエンタ業界の動向はどんなものになるのでしょうか。個人的に気になっているブレイク?トピックを、独断で拾ってみたいと思います。1月中はのんびり追加していきます。

映画■夏は宇宙映画ブームがクル?
『スターウォーズ』『宇宙戦争』『Zガンダム』など大作宇宙ドラマが続けて公開されます。「宇宙」は今年のキーワードといってもいいでしょう。

映画■春は韓国映画ブームが本格にクル?
イ・ビョンホン『甘い生活』、『コックリさん』、『英語完全征服』など大手配給会社が手がける韓国作品がGW前に集中。

映画■日本の歴史もの大作映画がクル?
『ローレライ』、『亡国のイージス』、『男たちの大和』、『戦国自衛隊1549』など戦争を題材にした作品が続々と。

映画■個性的な邦画ブームがクル?
『真夜中の野次さん喜多さん』、『隣人13号』、『ヒバゴン』などなど。ホラー系もかなりあり。

旅行■名古屋観光ブームがクル?
中部国際空港、愛知万博と大きな話題が目白押し。

展覧会■大型展覧会が話題をさらう?

『新シルクロード展』、『ベルリン至宝展』などのほか、「日韓友情年」の今年は韓国系イベントも多数。

舞台■海外の大型賞受賞作品が日本にクル?

『ジンガロ』、『十戒』、『プロデューサーズ』などが日本でも。シルク・ド・ソレイユも秋まで『アレグリア2』で国内巡業。

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December 30, 2004

新シルクロード

25年ぶりに「シルクロード」ブーム再来か?
NHK、大型編成で新シリーズを05年1月から放映開始

 1980年から放送された伝説の紀行番組「シルクロード」が、装いも新たに復活する。新番組タイトルは、NHKスペシャル「新シルクロード」で、放送80周年記念事業、日中共同制作という大型プロジェクトだ。まさに2005年のNHKはシルクロード色に染められる年となる。本放送に先立ち、特別番組が3夜連続(10月9~11日)で放映されたばかりだが、来年1月に向けて準備は着々と進められている。
 
 番組の柱は主に3つあり、ハイビジョンを駆使した最新の撮影技術による厚みのある映像と臨場感、最新のシルクロードの学術研究を反映した情報提供、紀行番組と歴史番組を併せた新TVドキュメンタリースタイルの採用。今回の音楽監督は、ヨーヨー・マ。演奏は同氏とシルクロード・アンサンブル。ナレーションは、松平定平アナウンサー。既に撮影は6月から開始されており、現地でも歓迎ムードに沸いているという。

 これを全面的に支援する中国国家観光局は、企画への協力背景として①03年の日本人の訪中は222万人、うち20%がシルクロード、四川省,雲南省だった ②西北地方は鉄道・航空路線・道路などのインフラが急ピッチに進み、受け入れ態勢が整ってきている、③シルクロード方面の03年日本人旅行者は約2万人。これをピーク時2002年レベルの5万人としたい、④2005年は新疆ウイグル自治区創立50年であり、イベントが多数で話題が豊富とする。中国国家観光局(東京)張 西龍局長は、番組と連動した需要喚起に期待を寄せる。

 関連商品としては、04年の秋にJTBがいち早くツアー販売を開始したが、旅行のベストシーズンが上期となるため、各社共に05年上期に向けた商品開発を進めている段階のようである。
 期待は大きいが、業界内からは衛生面やトイレ設備に不安が残る、宿泊施設や食事の質が劣るなどの問題点も多数指摘されている。テレビ放送による憧れイメージの増幅によって現実との落差が生じ、「期待外れ」とならないよう、商品造成には細心の注意が必要とされる。また、こうした問題が早急に解決されるように、現地への働きかけが必要なのはいうまでもない。

 さて、25年前には空前のブームを巻き起こした本番組だが、今回はどうか。当時のメディア、旅行状況とは異なるので、爆発的にとはいかないだろうが、シルクロード方面の旅行者の底上げに確実に貢献することが予想される。旅行業界としては、映像で綴られたイメージをどれだけツアー内容に反映させられるか、「期待を裏切らない」商品造成に注力する必要がある。

■NHKによる編成・広報の概要
①05年1月より月1本のペースで10本「新シルクロード」としてスペシャル番組を放映。
②21時より「新シルクロード」を放映、同日の23時より前作シルクロードのフィルムをリニューアルして放映。
③10本のスペシャル番組以外に約10本の関連番組あり。04年10月から2~3本(ハーナス湖、北新疆など)、05年1月には全体のプロローグ番組を放映。
④関連番組以外、NHK・BSでイメージスポットや広報番組を放映。
⑤04年10月より宣伝を始めるが、ポスターは8月から。
⑥05年4月または5月頃、シルクロード展(または壁画展、ミイラ展)を開催。
⑦05年7月頃、空から見たシルクロードを放映。
⑧05年は中国編、2007年にはローマまでのシルクロードを放映予定。

■「新シルクロード」(中国編)ラインアップ
番組内容(地名とタイトル) 放映予定(総合/衛星ハイビジョン)
プロローグ 25年目のシルクロード        1月1日/12月24日
第1集 楼蘭 四千年の眠り        1月2日/1月10日
第2集 トルファン 灼熱の大画廊 2月20日/2月14日
第3集 タクラマカン 西域のモナリザ 3月20日/3月14日
第4集 天山南路 ラピスラズリの輝き 4月17日/4月11日
第5集 天山北路 草原の路 風の民 5月15日/5月9日
第6集 敦煌 石窟に死す        6月19日/6月13日
第7集 青海 天空を行く        9月18日/9月12日
第8集 カラホト 砂に消えた西夏 10月16日/10月10日
第9集 カシュガル
       探検家たちのグレートゲーム 11月20日/11月14日
第10集 西安 永遠の都        12月18日/12月12日

■放送予定
デジタル総合・総合 毎月第3日曜 午後9:00~
デジタル衛星ハイビジョン 毎月第2月曜 午後8:00~
URL http://www.nhk.or.jp/silkroad/

※この記事は、日本最大の旅行業界誌『トラベルジャーナル』中国特集2004冬号に執筆、掲載したものをリライト転載したものです。

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December 18, 2004

大騒動の小さな家

daisoudou_sとりとめないハートフルコメディは、
一歩手前の「小騒動の大きな家」でスタート
もっとも~っと遊んでもいいですよ!

        ※日本一早いレビューです

 今月は、劇団☆新感線『SHIROH』を観てしまっているためか、評価基準がどうしても高くなっているような気がする。さて、12月18日に新国立劇場 中劇場で初演を迎えた、ドリス&オレガ コレクションVol.2『大騒動の小さな家』である。出演は、西村雅彦、安達祐実、袴田吉彦、雛形あきこ、深沢邦之(Wキャスト:東貴博)、高橋ひとみ、モロ師岡といった、著名俳優の面々。私にとっては、2002年に上演された青山円形劇場『エデンの南』以来、ほぼ同一メンバー(レギュラー?)が登場する新演目の鑑賞となった。彼らには新国の中劇場への初進出?でもあるのかな。

 「奇妙な同居生活を始める3才違いの実の母娘とその周囲の人々の生活をだらだらと描く、人情母娘物SFエッセイ的ホームドラマなのです。」というのが舞台のコンセプトで、ストーリーは榎本家の3姉弟妹(安達、袴田、雛形)が暮らす家に、未来から来たという2人の男女(西村と高橋)が現れる。その女は、榎本家の長女(安達)の娘だといいだし…簡単に説明すると、こんな話。舞台は、4話4場面からなるエピソードで構成される。

 初演はそつなくまとまっていたが、全体的に硬かった印象がぬぐえない。ホームドラマなので、少々の間延び感は仕方がないと思うが、キャラクターが横並びな感じで、演技のエネルギーが劇場全体に行き渡っていない。
 物語世界へ引き込む力が観客に届く前にシュンとしぼんんでしまう。「もうひとつ!」の、もったいなさを感じた。ここは青山円形劇場ではなく、新国の中劇場なのだ。空間に見合った演出プラン、ひねりが欲しいところ。もっとおもしろくなるはずなのだが…。
 
 出演陣もしかり。西村にはもっとエキセントリックな感じが欲しかったし。袴田には弾けてもらいたかった。安達ももっと母らしい女らしさを、雛形はハスッパさを、高橋はおとぼけ感を、強調してもらいたい。 芝居の緩急と感情表現を、大げさにやっても違和感はない。この台本なら、うまく収斂することができる。お約束でもかまわない。モロや深沢も、のびのび遊んでいいと思う。

 本日が初演であることを考えれば、徐々に出来がよくなってくることだろう。しっかりと新国立・中劇場で完成させ、「ほのぼのとした感動」を、観客のハートに届けて欲しいものである。 
 そう、まだまだ大ホール中心の全国公演が待っているのだから…。『エデンの南』で感じられたパワーを今一度ぜひ!
 
新国立劇場・中劇場 12月18~27日

■公式サイト
http://www.orega.net/index/daisoudou.html 

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December 15, 2004

劇団☆新感線「SHIROH」

shiroh12月7日初演!劇団☆新感線の新作は
日本ミュージカル史に残る、
時代劇ロックミュージカルだった!

※12/7鑑賞、全国最速レビュー!!(ネタバレはありません。詳細丁寧なレビューはトラバしていただいたブログへ)

 今年、改めてブレイクした劇団といえば、劇団☆新感線ではなかろうか。
 映画「ラストサムライ」で火が点いた“武士道”“時代劇”ブームの折、時代劇のエンターテインメント性をとことん追求した、2004年1月上演のミュージカル「レッツゴー忍法帳」は、歌と踊り、そしてメリハリの利いた芝居で、座長の古田新太はじめ、高田聖子などなど、まさに円熟した看板役者たちが、その実力を余すところなく発揮。日本の演劇界の底力を示すレベルへ到達していた。泣いて笑って、感動して…がぎっしりと詰め込まれていた。ハコとなったサンシャイン劇場のサイズも、芝居の内容に最適だったと思う。

 実はこれの少し前、NYブロードウェイで幾つかのステージを観ていたが、それ以上に楽しませてもらい、ここしばらく日本で演劇作品を観ていなかったことを少々反省した覚えがある。

 これに続く「髑髏城の七人」は、ビッグ・プロダクションとなって登場。しかし、ストーリーに中だるみがあり、時間が長く感じられた。とはいえ、幅広い世代に支持されるだけの質を備えてはいた。その矢先、とうとうフランチャイズした「青ドクロ」までが…まさに旬の劇団。すごいもんです。野田秀樹の再ブレイク、宮本亜門の活躍に並ぶマイブームと言ってもいいだろう。

 前置きが長くなったが、本題の新作「SHIROH」である。

 中島かずきが書き下ろした待望の新作で、東宝ミュージカルとの共同企画が、この作品。時代は三代将軍光の治世、舞台は天草・島原。重税と飢饉と迫害に苦しみながらも、キリシタン信仰を続ける農民たちは、救世主が現れることを信じていた。
 人の心を操る不思議な歌声を持つ天草のシロー(中川晃教)と、かつて“天の御子”と呼ばれ、今は奇跡の力を失くした益田四郎時貞(上川隆也)。江戸時代に実在した天草四郎を二分化した2人のキャラクターが、激動の時代に翻弄される模様を描く、爆音ロック絵巻!というものだ。

 ズバリ、今年を締めくくるにふさわしい快作の誕生である。
 
 そして驚くべきかな、本当にミュージカルだったのだ。それも、21世紀の和製ジーザス・クライスト・スーパースターともいえる完成度の高い内容で、おそらく日本のミュージカル史に残ることになるだろう。

 島原の乱をモチーフにしたストーリーの中に、さりげなく、現代日本、国際社会が抱える普遍的なテーマ(問題)を織り込むことに成功した。舞台装置に特別な驚きはなかったが、舞台上に点在させたモニターが効果的に使われていた。歌、ダンス、殺陣…、演出も飽きさせない工夫がちりばめてあり、ストーリーとウマくかみ合っていた。新感線お得意の笑わせネタも連発とはいかなかったが、ほどよい具合だった(物足りないという人もいるかもしれない)。
 個人的には、農民らのメイクをもうちょっと悲惨なものにしてもらいたかったけど…。

 さて、今回の収穫は、SHIROHを演じた主演の一人、現在、日本ミュージカル界で引っ張りだこの中川晃教である。評価実力ともに既に認められている彼だが、この作品でスターの地位を確固たるものにしたといえるだろう。声の伸びとツヤ、感情の表現、入りのタイミングなど歌唱の技術は、天才の域。母性本能をくすぐる役柄とあいまって、そのエネルギッシュな魅力を全開している。

 もう一人の主演である、上川隆也も演技、歌、殺陣とベテランらしい安定感をキープ。ただ器用すぎるきらいがあり、苦悩の表現にもう少しだけ情感が欲しいところだ。公演を重ねるにつれて徐々によくなることだろう。また全体的にキャスト陣の歌が安定していた。江守徹はご愛嬌(歌について気の利いたセリフがあるが)としても、杏子(さすが)、高橋由美子(意外とウマイ)なども歌の弱さを感じることがなかった。もちろん、秋山、高田らの演技×歌の安定感はなくてはなりませぬ。帝国劇場の音響設備のよさも、このロック・ミュージカルにプラスに働いていると思われる。

 当日最後のカーテンコールでは、スタンディングオベーションとなった。決して義理の振る舞いではなく、マジ賞賛ものだったのだ。

上演は12月7日~29日、帝国劇場にて
■公式サイト
http://www.toho.co.jp/stage/shiroh/

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■中川晃教アルバム「himself」 生声に勝るものはありませんが、彼の才能を一度堪能してみてください。

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November 30, 2004

オペラ座の怪人

2005年初頭は、ミュージカル&映画で
「オペラ座の怪人」、そしてオペラの話題が活気付く

●●●映画レビューはコチラ!*1月19日UP●●●

 
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 かつて、フジテレビのアナウンサーが一堂に会して開催する朗読イベントで、ガストン・ルルーの原作から一節を読み上げた、軽部真一氏の朗読は見事だった。抑制の効いた「怪人」のモノローグは、苦悩にもだえるその心情をなぞり表現し、胸を締め付ける痛みがひしひしと伝わってきた。それまで学芸会風でゆるかった舞台の空気が張り詰めた。他のアナウンサーの方々には申し訳ないが、入場料に値するパフォーマンスは、軽部氏とゲスト出演した近藤サト氏だけだった、と思う。

 めざましテレビでも公言するほど、軽部氏が愛してやまないこの作品を一躍知らしめたのは、もちろん、アンドリュー・ロイド・ウェバー作曲によるミュージカル作品である。オリジナルはロンドン、そして現在、ニューヨーク・ブロードウェイでもロングラン上演が続いている。
 日本では、劇団四季が制作。地方都市での公演を重ねてきたが、まもなく5年ぶりに東京で再演されるようである。

 というのも、おそらくアンドリュー・ロイド・ウェバー氏が「劣化しない記録を」として、氏自らが製作・脚本・作曲を担当した、映画「オペラ座の怪人」が公開を待つからであり、これに劇団四季もタイミングを合わせていると思われる。偶然ということはなかろう。
 先ごろ、日本でも完成披露試写会が行われ、ウェバー氏もプロモーションのために来日したが、アメリカでの公開も12月22日とこれから。ロマンチック直球のクリスマス・オープニングだ。アカデミー賞ノミネートの声もちらほら聞こえてきている。日本での全国公開は遅れること約1ヶ月、2005年1月29日に決定

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 作品の内容評価については、オリジナルのミュージカルがある分、おそらく意見が分かれるだろう。ミュージカル作品としてゆるぎない支持を得ているのは、音楽や物語もさることながら、劇場、舞台を効果的かつスリリングな仕掛けで見せている点にあり、この楽しみに変わる映画的サプライズが、どのように表現されたかにかかっている。
 また、作品自体「怪人」が登場する設定なので、そういうフィクショナルな人物をどれだけスクリーンで蘇らせるか、にカギがあるように思われる。

 舞台では、開演そうそう、装置で使用されるシャンデリアに目が奪われるのだが、ロンドンやブロードウェイのクラシックな劇場での上演では、これが違和感なく、劇場の一部のように存在している。それが…オペラ座の雰囲気を瞬く間に再現するのである。劇団四季作品自体を評価することは控えるが、そうした異世界へいざなう空間というには、かなり無理のある劇場を使用している(きた)と思えるのだ。

 さて、「オペラ座の怪人」に先立つ1月17日からは、2004年の大きな話題となったオペラ作品、野田秀樹演出「マクベス」が新国立劇場でいよいよ再演される。初心者ならば、贅沢なオペラ専用劇場のスケールの大きさと、野田秀樹の斬新な演出に息を呑むはず(チケットはまだ残っているようす)。シーズンの只中となる新国立劇場では「ルル」「おさん」などのユニークな演目も2月に控えており、オペラファンにも待ち遠しい季節となることだろう。
ひょっとすると、オペラ自体のブームが再燃するかもしれない。

phantomoftheopera_2004 ちなみに、12月4日からスワロフスキー製のクリスタル(ティアドロップ型)「オペラ座の涙」を特典に付けた、映画前売り券が販売されるようだ。全国先着8000名限定でこれはかなりレア&お得。1300円、劇場窓口にて(一部劇場を除く)。もちろん劇中のシャンデリアからアクセサリーなどは、高級クリスタルの世界的ブランド「スワロフスキー」さんが協力提供している。手ごろなクリスマスのプレゼントに…なーんて。

「オペラ座の怪人」 1月29日公開
配給:ギャガ・ヒューマックス
http://www.opera-movie.jp/

●●●映画レビュー*1月19日UP●●●

■日経エンターテインメント別冊『オペラ座の怪人』特集号が1月下旬に発売!!
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November 22, 2004

トロピカル・マラディ

■告知!<05年11月11日 一年ぶりに来日です!約一年前、同監督作品の日本初レビューにして、当ブログの処女レビューが本作トロピカル・マラディ。実は、この作品から全てが始まったのです。
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得体の知れない恐怖は己の中にある
“ハプニング”は、なるべくして…なのか?

 現在、現代アジア映画作品を紹介する映画祭、「東京フィルメックス」が開催されている。
 今年は、表現的にも深化し続けるアジア映画が揃った。「黄泉がえり」の塩田明彦監督の新作「カナリア」や、韓国映画の「懺悔」、インド映画の「風を吹かせよう」など、現代アジアのアート系作品が並んでいる。

 その中で、異色なタイ映画「トロピカル・マラディ」鑑賞を選んだ理由は、以下の解説に拠った。
「カンヌ映画祭に賛否両論の渦を巻き起こし、結果、タイ映画史上初の受賞を果たした作品。愛し合う2人の青年の日常を淡々と描写する前半と、予想もつかない奇怪な物語が展開する後半とが明確な対照をなす。」

 作品は、中島敦の「山月記」をモチーフに扱っており、「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」をテーマに展開させているようである。原作の話は、「虎になった主人公が、俺がお前を食う前に、どっか行ってくれ」っていう話だ。ゲイの方には生々しいのだろうか。

 淡々とした日常の交流が描かれる前半は見ごとだ。前半は、あくまでもナチュラルな日常が綴られていく。森林警備隊で働く青年が、仕事途中に立ち寄った村で知り合った家族の中の一人の青年にときめき、偶然再会し、兄弟的な付き合いを重ね、恋に落ちていくようすが、脚色を排した演出で描かれていく。嫌悪感を抱かせる性的な描写も一切ない。さすがにカンヌ出品作と成りえただけの実力ある作品だ。

 後半はタイの神話を手引きにして、村の人々(恋人含む)の失踪の原因を突き止めるため、熱帯の森林で、昼夜を問わずに謎の獣を追いかける森林警備隊の青年の姿が淡々と描かれる。このくだりが「闇夜」をよくここまで撮影したといえる場面と、昼間の濃密かつ得体の知れない気配に満ちた、ジャングルの雰囲気が緊張感を高め、「静寂で大声をを出すのがはばかれる」ような息が詰まった展開を見せていく。このくだりを通じて、「内面的な猛獣」との対面、認知、受容を描いていくのだ。が、中島の物語が奇怪な狂気を表現するように、この映画も同様のテイストをもつ。
 メタファー(隠喩)の表現に慣れていない御仁には、チンプンカンプンかもしれない。
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「神話的霊性の存在」による事件が、現実の村に起こったという展開を許せるかどうか。ここが賛否両論となるところだろう。それが、またなぜ男と男の交流(愛?)を求める、青年の身の上に舞い降りるのか?ということも問題の根幹にかかわっているようだ。

結論として、決して万人におすすめできないが、「不思議な感覚」を残す映画だ。今年度の忘れられない作品の一つとなった。中島敦の作品も再読したくなったのは、いうまでもない。

04年11月21日 有楽町シネカノンにて鑑賞。なお、監督が来日し、11月23日にトークイベントに出演するようである。

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